キャンピングカーの買取価格は、需要の増加に伴い上昇しています。今回は、運転がしやすく、小回り性能も良いマツダ自社生産のボンゴをベースとしたキャンピングカー AtoZ・アミティのリセールバリューについて紹介します。そもそもAtoZ・アミティがどのようなキャンピングカーなのか、なぜ人気なのか、なぜリセールバリューが高いのか、などを解説します。AtoZ・アミティの売却を検討している方は参考にしてみてください。
キャンピングカーの買取価格は、需要の増加に伴い上昇しています。今回は、運転がしやすく、小回り性能も良いマツダ自社生産のボンゴをベースとしたキャンピングカー AtoZ・アミティのリセールバリューについて紹介します。そもそもAtoZ・アミティがどのようなキャンピングカーなのか、なぜ人気なのか、なぜリセールバリューが高いのか、などを解説します。AtoZ・アミティの売却を検討している方は参考にしてみてください。
AtoZ・アミティは、マツダが2020年まで製造・販売していた自社製ボンゴをベースにしたキャブコン(キャブコンバージョン)です。
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運転しやすいボディサイズ、短いホイールベースによる小回り性能の高さ、最大6名まで就寝できる居住空間などにより、高い人気を誇っています。
しかし、ベース車両のマツダ自社製ボンゴの生産終了により、AtoZ・アミティの販売も終了しました。現在は、AtoZ・アミティを含めたマツダ自社製ボンゴを使ったキャンピングカーを新車で購入することができません。そのため、中古車の人気が高まっているのです。
AtoZ・アミティのリセールバリューが高くなっている主な理由は、ベース車両の良さとAtoZが用意する用途に応じた架装が高く評価されているからだといえるでしょう。ここからは、AtoZ・アミティのリセールバリューが高い理由を解説します。
AtoZ・アミティは、ベース車両のボンゴならではの運転のしやすさ、トータルコーディネートされた架装部、人数に応じたバリエーションなどにより、コンパクトキャブコンクラスにおいて販売台数第1位となった人気モデルです。
ベース車両であるマツダ自社製ボンゴは、運転がしやすく(ボンゴトラックのボディサイズ:全長4,335mm×全幅1,690mm×全高1880mm※スペックは1999年発表時の数値)、小回り性能に優れています(ホイールベース:2,220mm、最小回転半径:4.3m※スペックは1999年発表時の数値)。また、コンパクトキャブコンのベース車両の中でもエンジン排気量が大きく、動力性能が高いことも特徴です。さらに、最大積載量が1,000kg以上と他のコンパクト商用車よりも多いこともボンゴが支持されている理由といえるでしょう。
このように、狭い場所での運転がしやすく、最大積載量も多いことから、生産が終了した今でもマツダ自社製ボンゴは、中古車市場で人気があります。
加えて、トータルコーディネートされたAtoZの架装により、資産価値が高くなり、AtoZ・アミティのリセールバリューが高くなっているのです。
AtoZ・アミティは、木材を活かした内装パネルやカラーソファーなどにより、暖かみがある落ち着いた室内となっています。また、キッチン、換気扇、トイレなど、大きなボディサイズのキャブコンに引けを取らない充実した装備がコンパクトサイズに収められていることも特徴です。AtoZ・アミティは、室内の充実した装備品が高く評価されるため、売却時の価格が下がりにくくなっています。
AtoZ・アミティのベース車両であるマツダ自社製ボンゴは、コンパクトサイズの商用車の中でも最大積載量が多く、短いホイールベースにより小回り性能が高いことから、キャンピングカーのベース車両として人気です。
しかし、2020年にボンゴの生産が終了。以降AtoZ・アミティを新車で購入することができなくなりました。他のコンパクト商用車よりも優れている点が多くあるボンゴをベースとしたAtoZ・アミティは、ボンゴの生産が終了した後も人気があるため、リセールバリューが高いのです。
AtoZ・アミティには、どのようなモデルが用意されていたのでしょうか。ここからは、AtoZ・アミティのラインナップを紹介します。
アミティは、最大6名まで就寝できるキャブコンです。AtoZの「アミティ」シリーズのベストセラーモデルとなっています。また、ベッドが常設されているため、就寝の準備も楽なことが特徴です。さらに、リアベッドを取り外せばフリースペースを作り出すことができるため、用途に応じて室内空間をアレンジできます。
インテリアは、赤いソファやタイル柄のアクセントウォールなどを装備して花をイメージした「Fioreシリーズ」、ベージュのソファやブルーのアクセントウォールなどを装備して港をイメージした「Portoシリーズ」、グリーンを随所に取り入れて森をイメージした「Boscoシリーズ」の3種類を用意していました。
【ボディサイズや新車価格】
・全長4,690mm×全幅1,950mm×全高2,770mm〜2,775mm
・437万8,000円〜(税込、当時の新車販売価格)
アミティLXは、シリーズ最大のキッチンスペースやキッチン脇にマルチルームを備えるラグジュアリーモデルです。マルチルームには、トイレを装備することができたり、大きな冷蔵庫を収納したりすることができます。インテリアは、花をイメージした「Fioreシリーズ」、港をイメージした「Portoシリーズ」、森をイメージした「Boscoシリーズ」を用意していました。
【ボディサイズや新車価格】
・全長4,690mm×全幅1,950mm×全高2,770mm〜2,775mm
・448万8,000円〜(税込、当時の新車販売価格)
アミティLEは、小型クーラーやマルチルーム、サイドシートなどを装備し、リアエントランスを採用したモデルです。サイドシートがあるため、多人数でダイネットを囲むことができます。インテリアは、春・秋をイメージした「橙香-touka-シリーズ」、夏をイメージした「朱夏-Shuka-シリーズ」、冬をイメージした「銀花-Ginka-シリーズ」の3種類を用意していました。
【ボディサイズや新車価格】
・全長4,690mm×全幅1,950mm×全高2,770mm〜2,775mm
・478万5,000円〜(税込、当時の新車販売価格)
アミティ スペンドは、「二人での長旅」をテーマに作られたモデルで、リアの広いベッドやベッド下のカーゴスペースを備えていることが特徴となっています。インテリアは、春・秋をイメージした「橙香-touka-シリーズ」、夏をイメージした「朱夏-Shuka-シリーズ」、冬をイメージした「銀花-Ginka-シリーズ」の3種類を用意していました。
【ボディサイズや新車価格】
・全長4,690mm×全幅1,950mm×全高2,770mm〜2,775mm
・448万8,000円〜(税込、当時の新車販売価格)
ここからは、AtoZ・アミティを高く売るためのコツや注意点を紹介します。
AtoZ・アミティの売却を申し込みする際は、「AtoZ・アミティシリーズの○○です」とシリーズ・モデル名をはっきりと伝えてください。また、年式やオプションで装備したアイテムなど、わかることを正確に伝えておくと高く売却できるでしょう。
「ボンゴ・キャンピングカー」と伝えてしまうと、AtoZ・アミティシリーズであることが伝わらず、安く買い取られてしまう可能性があるため注意してください。
査定の前日までに装備品の動作確認をしておきましょう。動作確認をしたときに、簡単に修理できる不具合があった場合は直しておきましょう。
そして、査定のときは装備品がしっかりと動くことを査定員に伝えてください。装備品が正常に動作することを伝えると、評価額が上がることがあります。
査定日までに外装や内装をきれいにしておきましょう。
エクステリアやインテリアがきれいになっていれば、大切に使われてきたことが伝わり、買取額がアップすることがあります。特に、キャンピングカーの場合は、室内がきれいだと評価が高くなりやすいです。そのため、部屋の掃除と同じように、徹底的に車内をきれいにしておくと良いでしょう。
部品の欠品がないようにしておくことも評価アップのポイントとなります。
サイドオーニングのクランクハンドルやダイネットのテーブルなど、取り外しができるパーツや操作用の部品は紛失しやすいです。部品の欠品があると買取評価が下がってしまうことがあるため、細かなパーツまでなくさないようにしましょう。
AtoZ・アミティの売却先に悩んだときは、キャンピングカーの買い取りを専門にしているキャンピングカーラボに依頼しましょう。
キャンピングカーラボは、買取実績や査定経験が豊富な査定員が、AtoZ・アミティの評価をします。また、AtoZ・アミティは、年式が古くても値落ちしにくいキャンピングカーです。ここでキャンピングカーラボの過去の実績の一部をご覧ください。
■アミティ
・買取額:320万円
・査定時期:2022年6月
・年式:平成24年
・走行距離:13,300km
■アミティ・ボスコ
・買取額:340万円
・査定時期:2022年8月
・年式:令和2年
・走行距離:12,000km
■アミティ
・買取額:392万円
・査定時期:2021年9月
・年式:平成29年
・走行距離:49,100km
上記の事例からも、値落ちしにくいことがわかります。また、キャンピングカーラボであれば高価買取できることもわかるでしょう。AtoZ・アミティを売却するならキャンピングカーラボにお任せください。
AtoZ・アミティは、今や新車で購入することができないキャブコンです。キャンピングカーのベース車両として人気があったマツダ自社製ボンゴを使っているAtoZ・アミティは、新車の購入ができないことやキャンピングカー需要の増加など、さまざまな理由により高い買取額を維持しています。この機会にAtoZ・アミティが売却して、新しいモデルへの乗り換えたり、ひとまわり大きなサイズのキャンピングカーへのステップアップを検討してみたりしてはいかがでしょうか 。
AtoZ・アミティのリセールバリューについて、よくある質問をまとめました。売却するときの参考にしてみてください。