所有しているフジカーズのFOCSに高いリセールバリューがつくと聞き、売却を検討している方もいるのではないでしょうか。特に中古車市場で人気のあるモデルとして、需要が拡大し続けています。しかし、売却自体が初めての場合、どんな点に気をつければ高く売れるのかわからない方も多いでしょう。
そこで今回の記事では、フジカーズFOCSのリセールバリューを高く売るためのコツを解説します。気をつけたい注意点も紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
所有しているフジカーズのFOCSに高いリセールバリューがつくと聞き、売却を検討している方もいるのではないでしょうか。特に中古車市場で人気のあるモデルとして、需要が拡大し続けています。しかし、売却自体が初めての場合、どんな点に気をつければ高く売れるのかわからない方も多いでしょう。
そこで今回の記事では、フジカーズFOCSのリセールバリューを高く売るためのコツを解説します。気をつけたい注意点も紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
FOCSは、国内の人気ビルダーであるフジカーズジャパンが製造・販売しているキャンピングカーです。多くのメディアやキャンピングカーショーでも常に注目されるフジカーズジャパンは、中古車市場において国内シェア6割以上と高い支持を獲得しています。
そんなフジカーズが手掛けるFOCSは、主にハイエースをベース車輌にしたバンコンで、標準ボディからスーパーロングハイルーフまで、幅広いボディタイプに対応している点も人気の理由です。メイド・イン・北海道にこだわりをもって生産しており、夏と冬の寒暖差が非常に激しい北海道でも、年間を通して快適に過ごせる車作りが評価されています。
快適性が重視されるキャンピングカーにおいて、機能面だけではなくネームバリューも強いフジカーズのFOCSは、リセールでも好条件が期待できるモデルといえるでしょう。
ここからは、売却時のアピールポイントにもなるFOCSの特徴を3つ紹介します。
FOCSシリーズは、ハイエースベースだけでも8種類のモデルがあります。さらに、NV200ベースも扱っておりラインナップが豊富です。ボディサイズやルーフタイプ、内装色やスタイルなど、さまざまな選択肢が用意されている点は、多様化しているニーズにも十分対応できるものといえます。
たとえば、広々とした空間や収納力が欲しい方は、スーパーロングハイルーフシリーズ、普段の使い勝手を重視する方はワイドボディミドルルーフシリーズなど、異なるニーズに対応できるのはFOCSならではです。
また、2020年から2022年にかけて、タイプの異なるスーパーロングハイルーフシリーズを3つ登場させました。同じベース車輌がベースとは思えない個性が光っており、ライフスタイルに合わせて選べるFOCSシリーズは、キャンピングカー雑誌やwebメディアでも多く取り上げられており、高い評価を得ています。
キャンピングカーの快適性を大きく左右する断熱性能が高い点は、FOCSシリーズの特徴であり強みです。フジカーズがキャンピングカーの開発を進めた北海道の札幌は真夏になると30度を超え、真冬はマイナス20度まで下がり、50度以上の寒暖差があります。
セラミック断熱と、高性能断熱材が組み合わされた「北海道断熱」は、場所や季節を問わず快適な車内環境を実現する架装として評価されています。キャンピングカーの弱点である結露に強い点は、積極的にアピールしたいポイントです。
また、エアコンが効率的に使えるため、バッテリーへの負荷を抑えられます。負荷が低減すればバッテリーは長持ちするため、メンテナンス費用を抑えられるでしょう。「北海道断熱」は快適性の向上のみならず、維持費の削減にも効果を発揮する、キャンピングカー乗りには嬉しい仕様です。
宮大工工法によってガタつきに強い家具を製作していることも、他のビルダーにはない特徴です。釘や金物を使わずに木と木をつなぎ合わせる技法を使っているため、接着剤や固定具にはない強固さを実現しています。また、長持ちするためメンテナンスの手間がかかりません。
キャンピングカーの車内にはキャビネットやテーブル、ベッドなど多くの家具が載っており、走行中にきしみ音やガタつきが出る場合も少なくありません。しかし、宮大工工法の家具は振動に強いため、雑音が発生しにくく車内の快適性にプラスの影響を与えます。
宮大工工法を用いた家具が使われている点は、売却時においても非常に強いアピールポイントになるでしょう。
ここからは、FOCSのリセールバリューが高い理由を3つ紹介します。
FOCSシリーズは、キャンピングカーのベース車輌として高い人気があるハイエースをメインとして扱っており、リセールバリューを底上げしています。
ハイエースが人気の理由は、ボディサイズと広大な車内空間にあります。たとえばナローボディの標準ルーフシリーズやハイルーフシリーズは、5ナンバーミニバンと遜色ない全幅、1,695mmに抑えられているため、駐車場所に困らず、街中でもストレスなく扱えます。
また、どのモデルもスライドドアを開けた空間はフラットな状態になっています。キャンピングカー最大の特徴である架装がしやすく、快適に過ごすための工夫が施しやすい点も人気の理由です。豊富なボディサイズで自分好みの一台が探しやすく、作り手視点でもオリジナリティを具現化しやすいハイエースは、FOCSのリセールバリューを高めてくれるといえるでしょう。
FOCSを製造・販売するフジカーズは、ハイエースをベースにしたキャンピングカー作りを得意としており、中古キャンピングカー市場において6割以上のシェアを占めています。そのため、ユーザーの声を反映させたモデルが豊富にラインナップされている点が強みです。
近年ではインテリアの趣向を変えた新型モデルを次々と発表しており、自宅のような雰囲気のA-Styleや無骨でクールな印象のD-Styleなど、カラーリングのバリエーションが豊富です。
他のビルダーと比較して作りの面や装備面でキャラクターを立たせるのではなく、トレンドは捉えつつ、見た目の工夫や北海道断熱などの機能面で強みを出している点がFOCSの特徴といえます。
近年、新型コロナウイルスの影響もあり車中泊をはじめとするアウトドアの人気が高まっています。比例してキャンピングカーの中古車需要も拡大中です。また、新車の価格上昇向上も少なからず影響しています。
コストパフォーマンスを求める方にとって、中古車は標準のママの状態よりもオプションがついている傾向が強く、非常に魅力的な選択といえます。なぜなら、オプションがついた状態であれば買い手にとって大きなメリットになるためです。
たとえば、FFヒーターやインバーター、セラミック断熱塗装などがFOCSではオプションです。特にセラミック断熱塗装によって耐久性がより高まって車の状態をキープでき、リセールバリューにもプラスの影響をもたらします。
ここからは、FOCSをできるだけ高く売るためにおさえておきたいコツと、気をつけるべき注意点を紹介します。
FOCSを売却する際の注意点として、モデル名を正確に伝えることが大切です。なぜなら、ナローボディ、ワイドミドルルーフ、スーパーロングと3つのボディタイプごとに、さまざまなレイアウトのモデルが用意されており、それぞれに異なる特徴があるからです。
たとえば、スーパーロングハイルーフにはVERTICE(ヴェルティス)・Liberta(リベルタ)・SieSta(シエスタ)と3つのモデルがあります。これらのモデル名は、FOCSシリーズの内装や機能を表す重要な情報です。従って、売却する際にはFOCSだけでなく、ボディタイプやモデル名も正確に伝えましょう。
フジカーズジャパンのFOCSシリーズを売却する際の注意点として、購入時の注文書を次の売却まで処分しないことが挙げられます。注文書には選んだオプションや付属品などが詳しく書いてあるため、商談を有利に進められます。
たとえば、FFヒーターやインバーター、セラミック断熱塗装など、さまざまなオプションが用意されています。これらのオプションは、キャンピングカーの快適性や安全性を高めるものであり、価値を上げる重要な要素です。
しかし、これらのオプションは外見からは分かりにくく、伝え漏れてしまうと査定時に評価されない場合もあります。そのため、注文書を提示して装備を客観的に証明しましょう
内外装の状態も売却時の重要なポイントです。ベースのハイエースは見た目を重視するユーザーも多いため、内装の手入れはもちろん、外装のメンテナンスも定期的に行いましょう。
たとえば、内装については以下の点に気を付けるとよいでしょう。
・キャビネットやシートなどは、汚れや傷を防ぐために定期的に掃除やできる範囲の補修を行う。
・キッチンは、カビや臭いを防ぐために清潔に保ち、水漏れや故障がないか確認する。
・照明やエアコンなどの電気設備は、動作状況をチェックし、必要に応じて交換や修理を行う。
同様に、外装については以下の点に気をつけましょう。
・ボディや窓などの金属やガラスの部分は、サビやキズを防ぐために定期的に洗車やワックスがけを行う。
・タイヤやホイールなどの走行部分は、空気圧や摩耗をチェックし、必要に応じて交換や調整を行う。
・ドアやミラーなどの開閉部分は、動きや音に不具合がないかを確認し、必要に応じて注油や修理を行う。
初めてキャンピングカーを売却する際、どこに依頼すればよいか迷われる方も多いのではないでしょうか。一般的な中古車販売店やオークションでは、FOCSシリーズの細かい違いを把握しきれていない場合があり、年式や走行距離だけで査定されるケースも少なくありません。その結果、本来の価値よりも安く買い取られてしまう可能性があります。
そこで、キャンピングカーを専門にしたガレージカレントCampがおすすめです。専門知識を持ったスタッフが車輌の状態やオプションなどを考慮して適正な価格を提示します。
また、ガレージカレントCampは自社販売も行っています。特に高年式車は高価買取が可能です。なお、FOCSは未登録車の在庫が豊富なため、7年落ち程度が最も理想的な価格を提示してもらえるでしょう。実際には車の状態によって大きく変動するため、まずは査定依頼をご検討ください。
FOCSは安定したリセールが見込めるキャンピングカーです。
最新鋭の装備や豪華絢爛といったキャラクターではありませんが、それだけに大きな欠点はなく、大幅な値崩れは起きにくいといえます。また、宮大工工法や北海道断熱など、フジカーズならではの特徴は売却時のアピールポイントです。人気が続いている今だからこそ、一度ガレージカレントCampに査定を申し込み、現在の価値を確かめてみてはいかがでしょうか。
ここからは、フジカーズのFOCSについてよくある質問を3つ紹介します。