ハイエースのワイドミドルをベースにしたキャンピングカーの購入を検討していませんか?使い勝手の良いモデルが数多くラインナップされていますが、自分にとってどのようなメリット・デメリットがあるかは見えにくいものです。結論からお伝えすると、ワイドミドルは、女性でも扱いやすいボディサイズがメリット、車両価格が高めな点がデメリットです。
この記事では、ハイエースのワイドミドルをベースにしたキャンピングカーについての概要を詳しくお伝えします。また、得られるメリットと気をつけたいデメリットにも触れて、購入した後のイメージを具体的に持てるような内容にしていますので、ぜひ最後までご覧ください。
ハイエース・ワイドミドルのキャンピングカーとは?
ハイエース・ワイドミドルのキャンピングカーは、多くのビルダーが得意とする車両です。特徴として、ミニバンと遜色ないボディサイズと広々とした室内空間があります。正式にはロングバン・ワイド・ミドルルーフと呼ばれ、ボディサイズは全長4,840mm×幅1,880mm×高さ2,105mmです。同じくトヨタのアルファードと同程度のサイズとイメージしてもらうとサイズ感が掴みやすいでしょう。
取り扱っているビルダーの具体例として、ケイワークスやホワイトハウス、東和モータース、リンエイ、かーいんてりあ高橋など、多くのビルダーが、ハイエース・ワイドミドルをベースとしたモデルを展開しています。快適性や利便性にこだわった作りがなされており、キッチンやベッドなどが装備された車両も豊富です。また法規が変わり、大々的な架装を施さなくても8ナンバー登録が可能になったことから、今後もラインナップが増え、人気も続くと見込まれています。
ハイエース・ワイドミドルのメリットとデメリット
ここからはハイエース・ワイドミドルだからこそ得られるメリットと、購入検討時に気をつけたいデメリットをお伝えします。
メリット
まずは、3つのメリットを紹介します。実車を見にいく時の比較にもなるため、一つずつご覧ください。
普段使いが可能なボディサイズ
ハイエース・ワイドミドルのメリットとして、普段使いが可能なボディサイズが挙げられます。車幅が1,880mmありますが、運転席は水平基調で視点が高いため数字ほど運転のしにくさはありません。むしろ、キャンピングカーとしては小さい部類です。駐車場や旅行先のパーキングエリアも気を遣う必要がなく、普段使いで不自由に感じる場面は少ないといえます。また、ナローボディと比較して室内が広く、3人が横並びで寝られるだけのスペースがあるのは魅力であり、強みといえます。このように、普段使いに適したサイズでありながら多彩な用途に対応できるのは、ワイドミドルならではのメリットです。
乗用車に引けを取らない充実の装備
ハイエース・ワイドミドルは、乗用車に引けを取らない充実の装備が備わっています。キャンピングカーのベースには商用車が使われる場合が多く、乗用車に比べて装備がシンプルな場合があります。しかし、ハイエース・ワイドミドルは、スーパーGLをベースにしているため、所有満足度は高いです。
例えば、オプティトロンメーターとオートエアコンが標準装備になっていたり、LEDヘッドライトがオプションで設定されていたりと、装備が充実しています。また、デュアルパワースライドドアも選べるため、荷物の積み下ろしが楽にできるのもワイドミドルの特徴です。乗用車に引けを取らない充実の装備が備わっているため、キャンピングカーでありながら、快適なドライブが楽しめる一台といえます。
リセールバリューが良い
ハイエース・ワイドミドルのメリットとして最後にお伝えするのは、リセールバリューが高い点です。ワイドボディのハイエースは、キャンピングカーとして高い人気があり、そのためリセールバリューが高い傾向にあります。また、キャンピングカーとしての需要を満たすため、ワイドボディには充実した装備が揃っているのも需要の高さにプラスの影響を与えています。
例えば、ダイネットスペースやキッチン、ベッドスペースなどの設備が豊富で、ユーザーのニーズに合わせてカスタマイズも可能です。また、オプションパーツやアフターパーツも充実しているため、自分好みの一台にできる楽しさも備えています。ハイエース・ワイドミドルは、キャンピングカーとして飽きることなく乗り続けられる車として、高いリセールバリューを誇っているのです。
デメリット
ここからは、ワイドミドル特有のデメリットを3つ紹介します。ご自身が描くキャンピングカーライフが可能なのか、その点に注目してご確認ください。
中途半端な広さの室内空間
ハイエースのワイドミドルボディは、スーパーロングよりも全長が540mm短い設計です。そのため、室内空間が限定される点はデメリットといえます。特にダイネットスペースは、流し台やコンロ、電子レンジなどを設置する必要があり、どれだけ創意工夫がされていても限界があります。
ラウンジのように広いダイネットスペースが確保されたモデルは、シートレイアウトが横向きに固定されている場合が多く、普段使いとしてあまり向いていません。これは、本格的なキャブコンではなく、バンコンであるために生じるデメリットと言えます。ただし、ビルダーやモデルによってコンセプトがあるため、自分のイメージにピッタリの内装を探せばデメリットは解消できる可能性があります。
車両価格が決して安くない
ハイエース・ワイドミドルのデメリットとして、車両価格が決して安くないという点が挙げられます。キャンピングカー全般にいえることですが、決して安い価格設定ではありません。多くの場合、架装部分に重きがおかれ多種多様な作りがなされていますが、モデルによってはコストパフォーマンスの点で微妙に感じる可能性があります。価格の例を挙げると、エアコンやインバーター、ポップアップルーフなしのモデルで700万円程度です。また同じハイエースでも、車両価格が高くなるスーパーロングと比べてトータルで変わらない場合もあるのです。
ただし、ハイエース・ワイドミドルの中でも、装備と価格のバランスが取れたモデルもあります。例えば、リンエイが提供している「バカンチェス」は、価格に見合った充実した装備が揃っています。コストパフォーマンスが良いと感じるモデルを探して実車を確認することをおすすめします。
エアコンの対応が難しい
ハイエース・ワイドミドルにおいて、デメリットとして挙げられるのがエアコンの対応が難しい点です。同じハイエースのスーパーロングに比べると、エアコンの装備がないモデルが多く、快適性を確保するために頭を悩ませる場合があります。標準でリアクーラーが搭載されているものの、アイドリング禁止の場所では工夫が必要です。特に、夏場の暑さをしのぐためにエアコンは必須といえます。
本格的なキャブコンやスーパーロングと比較すると、快適性の部分で不便さを感じるユーザーも多いのが実態です。最近では、レクビィからエアコンが標準装備の「レクビィ・ ソラン」が登場しました。まだまだ選択肢は多くありませんが、最新情報を収集して購入するタイミングを見極める必要があります。
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使う目的をしっかりと考えてモデルを決める
ワイドミドルのキャンピングカーを選ぶ場合、使う目的をしっかりと考えることが大切です。ワイドミドルは使い勝手がよく、3人〜4人程度の車中泊なら快適に過ごせます。また、ドレスアップパーツが豊富に用意されているため、オリジナルのキャンピングカーを作り上げることも可能です。しかし、荷物の量や旅先での生活に対するイメージをしっかりと持たなければ、思っていたよりも狭いと感じたり、荷物が載らなかったりといった問題に直面する可能性があります。
もし、駐車場に余裕があって、ワイドミドルとは別に普段使い用の車がある場合は、スーパーロングやカムロードベースのキャブコンを選ぶことをおすすめします。これらのモデルは、広いスペースや高い天井、多くの荷物が積めるなど、より快適に旅を楽しむことができるでしょう。
まとめ
ハイエース・ワイドミドルをベースにしたキャンピングカーは、適度なボディサイズで使い勝手が良いのが特徴です。多くのビルダーが取り扱っているため、選択肢が豊富な点も魅力といえます。購入前には使用目的や予算、快適性をよく考えて検討することが大切です。あなたにぴったりのキャンピングカーを見つけて、快適なキャンプライフを送りましょう。
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