ハイエースをベースとしたキャンピングカーのリセールバリューが高い理由とは?

公開日 2022.09.26
更新日 2022.09.26
ハイエースをベースとしたキャンピングカーのリセールバリューが高い理由とは?

トヨタ ハイエースは、商用バンならではの広い室内や使い勝手の良さ、架装のしやすさなど、さまざまな理由によりキャンピングカーのベース車両として人気があります。また、ハイエースをベースにしたキャンピングカーは、リセールバリューが高いことも特徴です。では、なぜハイエースをベースにしたキャンピングカーはリセールバリューが高いのでしょうか。今回は、ハイエースが人気の理由やハイエースをベースにしたキャンピングカーのリセールバリューが高い理由について解説します。

ハイエース・キャンピングカーとは

ハイエース・キャンピングカーとは
▲キャブコンタイプ

ハイエース・キャンピングカーは、トヨタの商用バンであるハイエースをベースとしたキャンピングカーです。ビルダーがバンコン(バンコンバージョン)やキャブコン(キャブコンバージョン)として販売しています。

そもそも、ハイエースは、箱型ボディによる見切りが良い視界や小回り性能の高さ、広い室内空間、さまざまなボディタイプから選べる選択肢の豊富さなどにより、キャンピングカーのベース車両として人気です。また、無駄な凹凸がなく、フラットにできる荷室からもわかるように、多くの荷物を積載することを想定したパッケージになっています。

さらに、ハイエースは1967年に誕生してから日本をはじめ、アジア、中近東、オセアニア、アフリカ、中南米など世界の国々で使用され、世界中から高い信頼性と広い室内・優れた使用性が評価されています。

1989年に販売を開始した100系(4代目)は、使い勝手の良い商用車として人気がありました。

2004年から販売を開始した200系(5代目)は、広い室内、高い衝突安全性能、環境性能の向上、機能と美しさの融合を追求したデザイン、豊富なボディバリエーション、快適性・利便性を高める機能・装備の採用などにより、商用バンとしての魅力をさらに高めていることが特徴です。加えて、キャンピングカーブームの後押しもあり、現在でも高い人気を誇っています。

ハイエースは、商用車としての利便性や耐久性などを追求し続けているモデルであるため、長距離を走行することが多く、重量が重いキャンピングカーのベース車両として人気があるのです。

ハイエース・キャンピングカーのリセールバリューはなぜ高いのか?

ハイエースをベースとしたキャンピングカーは、なぜリセールバリューが高いのでしょうか。ここからは、その理由について解説します。

ハイエースそのものの圧倒的なネームバリュー

ハイエースは、世界各国で絶大な信頼を得ているワンボックスカーです。そのため、世界的なネームバリューの高さがあります。また、ネームバリューがあることから、兄弟車であるレジアスエースやライバル車の日産 キャラバンより車両本体そのものの価値が高く評価されます。

ハイエース・キャンピングカーは、世界から信頼されている車をベースにしているキャンピングカーであるため、リセールバリューが高いのです。

中古車需要が拡大している

キャンピングカーの中古車需要が増加していることも、ハイエース・キャンピングカーのリセールバリューの高さに影響していると言えます。

ハイエースをベースとしたモデルのみならずキャンピングカーは、新車で購入しようとした場合、受注から納車までの期間が長くなりやすいです。一方、中古車であれば、名義変更や登録手続き、納車準備などを済ますことで、すぐに乗り出すことができます。

この、すぐに納車できるという中古車ならではの特徴により、キャンピングカーの中古車需要は増加し、リセールバリューが高くなっているのです。

架装部分の価値は下がりにくい

キャンピングカーは、就寝スペースやリビングスペースをはじめ、冷暖房や冷蔵庫、キッチンなど、居住スペースの装備が充実しています。この架装部分が高く評価されることから、キャンピングカーのリセールバリューが高くなるのです。

言い換えると、資産価値がある「車」に、資産価値がある「家財道具」がプラスされたものが「キャンピングカー」となります。そのため、リセールバリューが高いのです。

買取実績

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OMC 北斗

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セキソーボディ トム200シリーズ

他社査定額198万円
当社の買取額208万円
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ハイエース・キャンピングカーの主なボディタイプ

ここからは、ハイエースをベースとするキャンピングカーの主なボディタイプを紹介します。

標準ボディ

ハイエース・標準ボディのキャンピングカーは、駐車場に困ることが少なく、日常使いができるボディタイプです。

ボディサイズは、全長4,695mm×全幅1,695mm×全高1,980mmとなっています。全幅が5ナンバーサイズの乗用車と同じであるため、運転がしやすく、狭い場所での取り回しもしやすいことが特徴です。また、小回り性能を示す最小回転半径が5.0mとコンパクトカー並みであることもハイエース標準ボディの魅力と言えるでしょう。

ハイエース標準ボディのキャンピングカーには、トヨタの販売店で売られているモデルもあります。トヨタディーラーで購入できるキャンピングカーであれば、車の購入と同時に車中泊やアウトドア仕様に変更することができます。

ワイドボディ・ミドルルーフ

ハイエース・ワイドボディ・ミドルルーフは、多くのビルダーが使用しているボディタイプです。

ボディサイズは、全長4,840mm×全幅1,880mm×全高2,105mm。最小回転半径は5.2mとセダン並みの小回り性能です。標準ボディよりも広い室内空間でありながら、運転のしやすさは標準ボディとほぼ変わらないことが特徴となっています。

室内空間の広さと運転のしやすさを両立した商用バンベースのキャンピングカーを作りたいのであれば、ハイエース・ワイドボディ・ミドルルーフがおすすめです。また、ライバル車のキャラバンにはないボディタイプとなっています。

このハイエース・ワイドボディ・ミドルルーフをベースにした代表的なキャンピングカーは、ナッツRVのファミモ タイプA。ベース車両からボディサイズを変えることなく、対面ベンチシートのダイネットや2,300mm×1,700mmのベッドスペースを作り出すことができるバンコンとなっています。

スーパーロング・ワイド・ハイルーフ

ハイエース・スーパーロング・ワイド・ハイルーフは、ハイエースをベースとするキャンピングカーの定番ボディタイプで専門店などで多く使われています。ボディサイズは、全長5,380mm×全幅1,880mm×全高2,285mmと長さが5mを超えるものの、キャブオーバーバンならではの着座位置や視界の良さなどにより、運転しにくいと感じることはないでしょう。

ハイエースのスーパーロング・ワイド・ハイルーフを使った代表的なモデルは、トイファクトリーのキャンピングカーです。室内空間の広さやボディの長さを活かした、ゆとりある就寝スペース、キッチン、収納スペースを備え、快適装備であるエアコンなども装着されています。また、好みに応じてさまざまな仕様にできる自由度の高さもスーパーロング・ワイド・ハイルーフの魅力です。

キャブコンタイプ

ハイエースをベースとしたキャンピングカーには、バンクベッドを備えるキャブコンもあります。全長・全幅・全高がベース車両より大きくなるものの、ハイエースならではの視界の良さや着座位置などにより、運転のしやすさがキープされています。

代表的なモデルは、ファンルーチェ・パタゴニアやセキソーボディ・トム200などです。参考までにファンルーチェのパタゴニアのボディサイズを見てみると、全長5,250mm×全幅2,100mm×全高2,870mm。車両価格は、約1,000万円となっています。ベース車両のワイドボディ・ミドルルーフより、ボディサイズがひとまわり以上大きくなっていますが、居住空間が広く、装着できるアイテムが豊富であることが魅力です。

ハイエース・キャンピングカーを高く売るためのコツと注意点

ハイエース・キャンピングカーを高く売るためのコツと注意点
▲ワイドボディ・ミドルルーフ

ここからは、ハイエースをベースとするキャンピングカーを高く売るためのコツや注意点を紹介します。

申込み時にビルダー名やモデル名を正確に伝える

査定申込をするときに、ビルダー名やモデル名を正確に伝えるようにしましょう。

キャンピングカーの買取では、ビルダー名やモデル名が高額買取になるかどうかを左右する重要なポイントとなります。

単に「ハイエースのキャンピングカーです」と伝えてしまうと、少しだけカスタマイズした車中泊仕様のモデルなどと同じ価格で買い取られてしまう可能性もあります。そのため、ビルダー名やモデル名は正確に伝える必要があるのです。

装備品は壊れたまま放置しない

装備品が壊れたまま査定を受けないようにしましょう。

装備品が正しく動作しない場合、査定の減点対象となります。そのため、装備品に不具合が起きたときは、その都度修理・修復しておきましょう。

また、しばらく動かしていないキャンピングカーの場合は、査定前に装備品の動作確認を行いましょう。もし、動かない装備品が見つかり、簡単に修理できる場合には、直してから査定を受けることをおすすめします。

さらに、査定当日は装備品が動くことを査定員にしっかりと伝え、評価アップに繋がるアピールをしましょう。

日頃から内外装を綺麗にしておく

ハイエースのキャンピングカーは、内装・外装ともに常にきれいにしておきましょう。

内装や外装が汚れていたり、ゴミやホコリが溜まっていたりすると、査定時の印象が悪くなり、評価が下がってしまうことがあります。また、ハイエース・キャンピングカーの場合は、内装だけでなく、見た目(外装)の状態を気にするユーザーも多いです。

そのため、内装・外装の両方をきれいにしておくことがハイエース・キャンピングカーの高価買取のポイントとなるのです。

欠品部品がないようにする

部品の欠品があると減点評価となります。そのため、脱着できるパーツやサイドオーニングのクランクハンドルなど、取り外しができる部品は、失くさないようにしましょう。

売却先に迷ったらキャンピングカーラボに依頼する

ハイエースをベースとするキャンピングカーの売却をどの業者に依頼すれば良いのか悩んだときは、キャンピングカーの買取を専門としているキャンピングカーラボに依頼しましょう。

キャンピングカーラボなら、細かな部分も見落とさずに高く評価することができます。ここで、過去の買取実績の一部を紹介します。

■アルトピア―ノ・ハイエースキャンパー
・買取額:400万円
・査定時期:2022年9月
・年式:令和3年3月
・走行距離:13,400km

■トイファクトリー・ZARA
・買取額:150万円
・査定時期:2022年9月
・年式:平成25年4月
・走行距離:55,000km

■ファンルーチェ・パタゴニア
・買取額:540万円
・査定時期:2022年8月
・年式:平成27年8月
・走行距離:23,400km

このように、キャンピングカーラボなら、高価買取することができます。また、ハイエース・キャンピングカーは、年式が少し古くても値下がりしにくく、なおかつ高い買取額で相場が推移しているため、高価買取できるのです。

https://www.campcar-lab.com/kaitori/

買取実績

OMC北斗2021249002024-03-17買取実績画像

OMC 北斗

他社査定額430万円
当社の買取額450万円
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当社の買取額280万円
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セキソーボディ トム200シリーズ

他社査定額198万円
当社の買取額208万円
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まとめ

ハイエースをベースとしたキャンピングカーは、車両そのものの価値が高いことやキャンピングカーならではの装備が高く評価されることから、リセールバリューが高くなっています。

また、キャンピングカーのある生活を始めるときにちょうどいいハイエース・キャンピングカーは需要が高いです。そのため、ハイエース・キャンピングカーの売却を考えているなら、需要が高まっている今が売り時といえるでしょう。

この機会に現在所有しているハイエース・キャンピングカーを売却して、新たなキャンピングカーへの乗り換えや大きなサイズのモデルへステップアップしてみてはいかがでしょうか。

よくある質問

ハイエース・キャンピングカーに関するよくある質問をまとめました。売却するときの参考にしてみてください。

Q ハイエース・キャンピングカーが圧倒的なネームバリューを誇る理由を教えてください
日本のみならず、世界各国で信頼されている車であるためです。詳しくはこちらをご覧ください。
Q 査定時にビルダー名やモデル名を伝えた方が買取金額は高くなりますか?
はい、ビルダー名やモデル名は高価買取のために必要な重要情報です。詳しくはこちらをご覧ください。
Q 年数が経過しても高価買取が可能と聞きましたが本当ですか?
モデルにもよりますが、ハイエースをベースとしているキャンピングカーは基本的に高価買取することができます。詳しくはこちらをご覧ください。

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