ケイワークスは、軽自動車ベースやミニバンベースの比較的小さなバンコンから大型のトレーラーまで、さまざまなタイプのキャンピングカーを製造しています。モデル数は20車種ほどあり、選択肢が非常に多いビルダーです。
若いビルダーではあるものの、モデル数の多さから多くの人気を集めています。また、リセールバリューが高いことから売却を検討している方も多いのではないでしょうか。
ケイワークスのキャンピングカーの特徴や魅力を把握しておけば、より高く売却できる可能性が高まります。そこでこの記事では、ケイワースのキャンピングカーを売りたい方に向けて、査定時に伝えるべきことやコツ、注意点などを解説します。
ケイワークスとは
▲オーロラエクスクルーシブ ARTISAN TypeⅠのL字型ラウンジ ケイワークスは、2006年に創業した比較的若いキャンピングカービルダーです。本社は愛知県の東三河地方にあり、同地区の職人が内装の家具や繊維を製作しています。キャンピングカーは海外製の家具を使うことが多いため、すべて国産にこだわって仕上げているのは珍しいケースです。
ハイエースのワイドミドルルーフをベースにしたバンコンをメインに取扱っていますが、軽自動車やミニバンベースまで幅広いモデルをラインナップしています。トラックをベースにしたキャブコンの取扱いはないものの、モデル数としてはビルダーのなかでも多いほうに分類されます。また、2017年7月にはキャンピングトレーラーのブランド「TRAIL WORKS」の販売を開始しました。
ケイワークスの特徴
▲ワイドミドルルーフが良く似合うオーロラシリーズ ここからはケイワークスのキャンピングカーの特徴を紹介します。多くのモデルを取り揃えているケイワークスですが、今回は主力モデルであるオーロラシリーズを中心に解説します。
ハイエース・ワイドミドルルーフを得意としている
大手ビルダーでは、最もボディサイズが大きいハイエースのスーパーロングワイドボディをバンコンのベースとして採用する場合が多いです。しかし、乗用車として使うには非常に大きく、普段使いには向いていません。駐車場に停められないということはないものの、慣れていない方であれば運転が怖く感じるでしょう。
ケイワークスでは、ハイエースのなかで中間サイズにあたる、ワイドミドルルーフをベースにバンコンを製造しています。車幅は1,880mmで一般的車に比べるとやや大柄ですが、長さが抑えられているため、キャンピングカーとしてはコンパクトな部類です。
また、ケイワークスのキャンピングカーはカスタムを前提につくられており、他社のモデルよりもブラックカラーがよく似合います。あまりキャンピングカーらしく見えず、外観は通常モデルのハイエースと変わりありません。
「MEVIUS」を使用した独自のオフグリッドシステム
キャンピングカーは照明やヒーターなど、停車中にも多くの電力を必要とします。そこで欠かせないのがバッテリーと電源です。ケイワークスのキャンピングカーには、オリジナルのリチウムイオンバッテリーオフグリッドシステムの「MEVIUS」が採用されています。
なかでも、オーロラシリーズの1つであるフラッグシップモデルの「ARTISAN」は、510Ahのリチウムイオンバッテリーを搭載しているため、車のエンジンを切った状態でも8時間以上クーラーを稼働可能です。さらに310Wのソーラーパネルを標準で搭載しているために自家発電ができます。他社を圧倒する、オーナーにとって心強い電源システムといえるでしょう。
高圧メラミン素材を使用した高級感のあるインテリア
高級感溢れるインテリアもケイワークスのキャンピングカーの特徴の1つです。
三河地方の職人が素材にこだわって製作した逸品が、インテリアに数多く使用されています。国産の高圧メラミン素材を使った家具は、傷や熱、水に強く傷みにくいため、高級感を損わずに長く使用できます。加えて、天板とテーブルには高級無垢材を採用。機能性のみならず質感にもこだわったことで、まるでラウンジのような高級感のある空間を実現させました。
買取実績
他社査定額 220万円
当社の買取額 230万円
他社査定額 665万円
当社の買取額 700万円
他社査定額 722万円
当社の買取額 760万円
他社査定額 616万円
当社の買取額 648万円
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ケイワークスのリセールバリューはなぜ高いのか?
▲ARTISANはクーラーが標準で装備される ケイワークスのキャンピングカーはリセールバリューが高いことでも有名です。ここからは、主力モデルのオーロラシリーズを中心に、市場で高く評価されている理由について解説します。
オーロラシリーズはライバル不在といえるほどの人気を誇る
ハイエースのキャンピングカーを製造している大手ビルダーは多いものの、ほとんどはスーパーロングワイドボディをベースにしています。オーロラシリーズの多くのモデルでは、ハイエースのなかで中間サイズのワイドミドルルーフをベースとしており、その程よいサイズから人気を集めています。
さらに内装の高級感も大きな魅力です。ワイドミドルとしては高い価格に設定されていますが、高級無垢材や国産のメラミンなど、費用のかかる素材を使用しています。程よいサイズと高級感を兼ね備えているキャンピングカーは他にないため、ライバル不在といえるでしょう。
充実の標準装備
ケイワークスのキャンピングカーは、どのモデルも標準装備が充実しています。特にARTISANでは、キャンピングカーの旅で役立つ多くの装備が標準化されています。先述したリチウムイオンバッテリーをはじめ、2,000Wの正弦波インバーター、クーラーや電子レンジ、冷蔵庫、さらにはソーラーパネルまで標準装備です。
キャンピングカーは、売却するにあたって装備の充実性が大変重要視されます。一般的にはオプションで追加しなければならないものまで標準化されているため、リセールバリューが高くなっています。
設計が新しいモデルが多い
キャンピングカーの多くは、一度制作すると10年以上は基本設計を変更しません。これは、ベースのトラックやバンが10年以上フルモデルチェンジを行わないことが影響しています。
しかし、ケイワークスでは、常に新しいモデルがラインナップされることから、ユーザーを飽きさせることがありません。実際に、2023年には先述したMEVIUSシステムを搭載した5モデルをジャパンキャンピングカーショーに初出展しました。設計が新しいと自ずと人気も高くなるため、リセールバリューも高く保てます。
ケイワークスの代表的なモデル
▲高圧メラミン素材と高級無垢材の組み合わされたARTISANの家具 ここからは、ケイワークスの代表的なモデルを紹介します。
オーロラエクスクルーシブ ARTISAN TypeⅠ
オーロラエクスクルーシブ ARTISAN TypeⅠは、ケイワークスのフラッグシップモデルで、車輌価格はガソリンエンジンの2WDが817万3,000円、4WDが847万3,000円です。高額ですが、L字型のラウンジや厚みのあるシートなどが採用されており、車というよりもラウンジと呼ぶに相応しいほどの高級感溢れる空間に仕上がっています。
また、乗車人数も最大7名と余裕があるため、普段使いから大人数での遠出、レジャーにも活躍するでしょう。就寝人数は基本2名ですが、オプションのポップアップルーフを装着すると2名増やせます。
オーロラエクスクルーシブ 5star Type Ⅰ・Ⅱ
オーロラエクスクルーシブ 5star Type Ⅰ・Ⅱは、対面式のダイネットが特徴です。Type ⅠもⅡも基本設計は同じですが、シートのサイズと冷蔵庫の配置に違いがあります。
Type Ⅰはセカンドシートが広く確保されているものの、冷蔵庫は後方に設置されています。そのため、ダイネットから利用するには少し遠く感じるかもしれません。一方のTypeⅡでは前方に冷蔵庫が設置されており、ダイネットでくつろぎながら手が届く仕様です。そのぶん、TypeⅠに比べるとセカンドシートが少し短めに設計されています。
乗車定員はどちらも5名とARTISANよりも少ないですが、普段使いであれば十分でしょう。就寝人数は2名で、オプションのポップアップルーフを装着した場合は4名になります。
S-GLバンの5ドアはType Ⅰ、Type Ⅱともに車輌価格は共通で、2WDが733万9,000円、4WDは764万7,000円です。4ドアのワゴンGLはType Ⅰのみの設定で、2WDが709万円、4WDは739万8,000円。すべてガソリンエンジンの価格です。
オーロラスタークルーズ エヴァンス
オーロラスタークルーズ エヴァンスは、ケイワークスのなかで中間に位置するモデルです。5ドアでガソリンエンジンの2WDが659万8,000円、4WDは690万6,000円で、フラッグシップモデルのARTISANよりは手が出しやすい価格でしょう。
シンプル装備がコンセプトということもあり、停車時に使えるクーラーは搭載していません。ただし、ハイエース標準装備のリアクーラーがあるため、走行中に不便を感じることはないはずです。
優れている点として挙げられるのは、キャンピングカーながら8名乗車が可能なことやオプションでセカンドシートをスライド機構付きに変更できることでしょう。
ケイワークスを高く売るためのコツと注意点
▲ケイワークスのロゴステッカー 次に、ケイワークスのキャンピングカーを高く売るためのコツと注意点を解説します。売却を検討している方は、ここで紹介する4つのポイントをぜひおさえておいてください。
申込み時にモデル名と年式を正確に伝える
申し込み時には、モデル名と年式を正確に伝えてください。ケイワークスはモデル数が非常に多いため、「ケイワークスのキャンピングカーです」だけでは情報が不十分です。申し込み段階で詳細まで共有しておけば、より正確な査定が可能になります。最初の問い合わせの時点で、モデル名と年式を正しく伝えられるように準備しておきましょう。
豪華なインテリアをアピールする
豪華なインテリアはケイワークスの大きな特徴のため、しっかりとアピールしましょう。どのモデルにも国産の素材が使用されており、高級感のある内装に仕上がっています。三河地方の職人が家具製作を手がけている点も他社にはない魅力です。
海外製の部品を使う場合が多いキャンピングカーにおいて、国産材料を使用しているという点は、高く評価されやすいポイントです。査定時にぜひ存分にアピールしましょう。
装備品の動作確認を査定スタッフと一緒に行う
キャンピングカーは乗用車にない特別な装備が多いため、査定時にはスタッフに任せっきりにせず、一緒に動作確認を行いましょう。特にケイワークスは標準で装備が充実しており、なかには操作が難しい箇所もあります。
冷蔵庫やクーラーが正常に動作するか、ベッドは問題なく展開できるかどうかなど、一緒に細かく確認してください。また、ソーラーパネルやリチウムイオンバッテリーを搭載しているモデルであれば、動作確認と同時に装備の充実性をアピールするとよいでしょう。
購入時の注文書を用意しておく
キャンピングカーを購入した際の注文書があれば、査定時に持参してください。注文書にはモデル名や購入時期、オプションなどが細かく記載されています。正確に車輌情報を把握でき、オプションの見落としも防げるでしょう。購入時の総額もはっきりとわかるため、注文書の有無で売却額が数十万円変わる場合もあります。
買取実績
他社査定額 220万円
当社の買取額 230万円
他社査定額 665万円
当社の買取額 700万円
他社査定額 722万円
当社の買取額 760万円
他社査定額 616万円
当社の買取額 648万円
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売却先に迷ったらガレージカレントCampに依頼する
キャンピングカーの売却を検討しているのであれば、専門業者への依頼をおすすめします。一般的な車を中心に買取している業者だと、キャンピングカーの買取実績が少なく、正しく査定してもらえないかもしれません。
ガレージカレントCampは、キャンピングカー専門の買取業者です。さまざまなビルダーの車輌を買い取っているため、豊富な専門知識・ノウハウを有しています。もちろんケイワークスのモデルを買い取った実績もあります。日本全国どこへでも無料で出張査定可能なため、キャンピングカーをわざわざ店舗に持ち込んでいただく必要はありません。ケイワークスのキャンピングカーの売却をご検討している方は、ぜひガレージカレントCampにご相談ください。
まとめ
ケイワークスは軽自動車ベースのモデルからトレーラーまで、さまざまなモデルを取り揃えているビルダーです。特にハイエースをベースにしたバンコンを数多く製造しています。充実した装備と豪華な内装が魅力で、リセールバリューも高くなっています。なかでも、ケイワークスらしいワイドミドルルーフのモデルは市場での支持が高く、売却時の価格にも期待できるでしょう。