セキソーボディのキャンピングカーオーナーのなかには「市場での評判がよい」との話を聞いて、売却を検討されている方もいるのではないでしょうか。愛着のあるマイカーだからこそ、できるだけ高く買い取ってもらいたいと考えるのがオーナーの心情でしょう。
そこでこの記事では、セキソーボディのキャンピングカーの評判や、リセールバリューについてポイントを解説します。これから売却を検討される方にとって、役立つ情報が見つかるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
セキソーボディのキャンピングカーオーナーのなかには「市場での評判がよい」との話を聞いて、売却を検討されている方もいるのではないでしょうか。愛着のあるマイカーだからこそ、できるだけ高く買い取ってもらいたいと考えるのがオーナーの心情でしょう。
そこでこの記事では、セキソーボディのキャンピングカーの評判や、リセールバリューについてポイントを解説します。これから売却を検討される方にとって、役立つ情報が見つかるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
セキソーボディは、1974年創業のキャンピングカービルダーです。1986年に日本で初めて、ハイエーストラックをベースにしたキャブコンを製造しました。そして、1990年代に国産初のアルミパネル製法を確立し、同製法を採用したキャブコンのPROGRESS(プログレス)は、新しいキャンピングカーとして、業界を賑わせます。それ以降、ハイドロバックパネルとオーバーハングを最小限にとどめたルーフデザインの組み合わせが、多くのモデルで採用されています。
断熱素材をアルミパネルとフレームで真空接着した「ハイドロバックパネル」は、強度と断熱性能を両立しています。また、架装部分のフレームにもアルミを採用し、強度が増すだけでなく、走行時の衝撃による歪み防止、安全面の向上を実現しています。長く培われてきた歴史と高い技術性能によって、セキソーボディのキャンピングカーは、市場でも高い人気を誇っています。
ここからは、セキソーボディならではの特徴を3つ紹介します。
セキソーボディの特徴といえば価格の低さでしょう。キャブコンを扱うビルダーのなかでは、非常に求めやすい価格設定です。たとえば、代表的なモデルであるTOMシリーズの価格帯は以下のとおりです。
・TOM200:768万500円〜863万6,100円(税込)
・TOM200PLUS:762万5,500円〜858万1,100円(税込)
・TOM23:576万5,000円〜601万8,000円(税込)
セキソーボディは装備を最低限に絞ることで低価格を実現しています。それでいて、家具の高級感は高級キャブコンと比べても引けを取りません。基本性能が高く必要な装備が揃っていながらも、常識を破るような価格設定を叶えているのはセキソーボディだからこそといえるでしょう。
TOM200をはじめ、多くのモデルが低床とアルミボディにより、軽量化と低重心化を実現しています。特に、独自技術であるハイドロバックパネルが、走行性能の高さに大きく寄与しています。具体的には、アルミフレームならではの軽量化による走りの快適性と、ドアや窓、開口部の強度が保たれ、ボディ剛性が高くしっかり感のある走行が可能です。
また、低床設計のため、横風によるふらつきに強く、運転していても疲れにくい車に仕上がっています。さらに、軽さゆえにベース車輌のサスペンションやエンジンなどへの負荷も少なく、架装部分によるボディサイズ拡大の不安が感じられない点も魅力です。
代表的なモデルであるTOM200のボディサイズは、全長4,980mm・全幅1,920mm・全高2,650mmです。バンをベースにしているにもかかわらず、3つのベッドが確保されている室内空間はセキソーボディの強みといえます。
それぞれのベッドサイズは以下のとおりです。
・常設2段ベッド:1,820mm×800mm(上下共通)
・バンクベッド:1,900mm×1,350mm
・ダイネットベッド:1,850mm×1,300mm
いずれも大人が就寝するには十分な大きさです。また、ダイネットがすべて前向きシート(マルチモードシート)になるため、ミニバンのような普段使いにも対応しています。
なお、TOM200のライバルモデルといえるウラルエイジアは、バンクベッドの設定がありません。ダイネットベッドは1,750mm×950mmとシングルサイズに止まっており、大人用ベッドのキャンピングカー要件の1,800mmも満たしていないため、実質子どもしか使えません。快適性の観点でセキソーボディのキャンピングカーは、有利といえるでしょう。
ここからは、セキソーボディのリセールバリューが高い理由を3つの観点からお伝えします。
ハイエースは、キャンピングカーのベース車輌として絶大ともいえる高人気車種です。セキソーボディの主力モデルはハイエースをベースにしており、さらにセキソーボディならではのハイドロバックパネルが多方面によい影響を与えています。
走る・止まる・曲がるといった基本性能を高次元で実現しており、ハイエースがもっている走りのよさを損なっていません。また、ハイエース自体がロングセラーモデルのため、アフターパーツが豊富でカスタマイズ性が高い点も人気を押し上げているポイントといえます。
架装部分は、キャンピングカー最大の特徴です。具体的には、ベッド、ダイネット、ギャレー、冷蔵庫などが挙げられます。自動車として走るだけではなく、架装部分は家と同じ考え方で、長期間使っても壊れない想定で作られているため、資産価値が下がりにくい傾向にあります。
さらに、オプションで架装部分がより魅力的になっている場合、より高評価を得られるでしょう。
セキソーボディは、人気が高いにもかかわらず、中古車市場に流通している台数が非常に少なく、中古車情報サイトで「セキソーボディ」と検索しても、ヒットするのは片手で数えられるほどです。加えて、ベースのハイエースは2024年1月にマイナーチェンジが予定されており、通常よりも納期が長くなっています。
つまり、需要が供給を上回っている状態です。もしくは、もともとの高い需要を加速させる状況になっているともいえるでしょう。中古車は需要が供給を上回ると値落ちしにくくなるため、セキソーボディのリセールバリューは高いといえるのです。
なお、市場や生産状況は一定ではありません。今は需要が高くても数年後には市況が変わっている可能性もあるため、売却するタイミングをしっかりと見極めましょう。
ここからは、リセールバリューに優れた代表的な3モデルを紹介します。
ハイエース標準ボディをベースにしたキャブコンです。扱いやすいボディサイズでありながらも、高い居住性能を実現させています。具体的には、常設2段ベッド、バンクベッド、ダイネットベッドと3つのベッドを搭載しています。さらに、スペースの拡充が可能な多目的ルームや、乗車定員全員が前向き乗車が可能なマルチモードシートも特徴的です。
なお、外部電源を前提に設計されているため、インバーターやサブバッテリーの追加は用意されていません。オプションで「ポータブルバッテリー接続用100V切替線」を選択すると、ポータブルバッテリーの電源を外部電源の代わりとして使えるため、装備している場合はアピールできる部分です。
TOM200と同様に、ハイエースの標準ボディをベースにしたキャブコンです。最大の特徴は、マルチルームを廃して設置されたハイマウントダブルベッドです。7名乗車6名就寝と、乗車定員に対して就寝定員それほど変わらないのは同クラスのなかでは希少なモデルといえます。なお、オプションのFFヒーターや家庭用エアコンを装備していると、より評価は高くなるでしょう。
タウンエーストラックをベースにしたコンパクトキャブコンです。TOM200譲りのアルミボディとリアエントランスが特徴です。また、コンパクトキャブコンながら、マルチルームと広いバンクベッドを搭載している点も魅力です。
常設ベッドの代わりにベンチシートを設置し、ベッドに展開すると1,820mm×1,720mmとクイーンサイズ以上の大きさで大人3名が就寝できます。また、バンクベッドは引き出せば1,850mm×1,300mmと大人2名が就寝できるスペースとしてすぐに使えるほか、収納スペースとしても活用でき、使い勝手のよさもポイントです。
なお、オプションではありますが、100Vのポータブルクーラーが設定されており、コンパクトキャブコンとしては、装備が充実しているモデルといえます。
ここからは、実際にセキソーボディのキャンピングカーを高く売るためにおさえておきたいコツと、注意点をお伝えします。
売却の申し込みの際に、なるべく詳細な情報を伝えましょう。たとえ、人気のハイエースがベースのモデルであっても「ハイエースのキャンピングカーです」では不十分で「セキソーボディのTOM200」までの情報が必要です。
なお、同じモデルでも年式によって装備が異なる場合もあるため、年式も正確に伝えるとより正しく査定してもらえるでしょう。
セキソーボディを売却する際には、オプションを積極的にアピールしましょう。GLパッケージ、LEDヘッドランプ、ソーラーパネル、FFヒーター、電子レンジ、家庭用エアコンなどがアピールできるオプションです。
モデルによって装備は異なるため、モデル名や年式と合わせて、どのようなオプションが付いているのか、できるだけ詳しく伝えましょう。
なお、室内で過ごす時間が普通車よりも長いため、快適性を向上させるオプションは評価されやすい傾向にあります。紹介した装備以外でも追加したオプションがあれば、査定時に伝えましょう。
キャンピングカーはビルダーやモデルによって操作が異なります。種類が大変多いため、中古車買取店では、すべての装備について把握できていません。そのため、積極的に動作確認を行うことが正確な査定額の提示につながります。
標準装備はもちろん、オプション装備についても、紹介しながら動作に問題がないことを伝えると好印象です。なお、査定に申し込む際には、事前に動作に問題がないかどうかチェックしておくと、当日スムーズに対応できるでしょう。
キャンピングカーは車としての見た目のよさと、快適に過ごすための装備が重要視されます。セキソーボディは、アルミを使ったハイドロバックパネルのデザインが重要なポイントです。
外装に傷や凹みはないか確認し、自分で直せる範囲の小さな傷は修復しておくなど定期的にメンテナンスしましょう。もちろんこまめな洗車も大切です。また、内装にシミや汚れはないかもチェックしましょう。室内で飲食する機会が多ければ、食べかすがシートの隙間に挟まっていたり、お菓子の袋が落ちていたりする場合もあります。掃除機や住宅用のフローリングシートなどで清潔な状態をキープしましょう。
なお、見えない部分かつ自分では気づかないものとして臭いがついている可能性もあります。消臭剤や消臭スプレーを使ってケアしておくと、査定スタッフの印象もよいものになるでしょう。
高い人気を誇るセキソーボディのキャンピングカーの売却に迷ったら、ガレージカレントCampへご依頼ください。ボディタイプを問わず、さまざまなビルダーのキャンピングカーを数多く買い取っています。
キャンピングカー専門店として、豊富な実績と知識をもとにあなたのキャンピングカーを正しく査定します。全国無料で出張査定に対応しているため、ご都合に合わせてお気軽にご相談ください。
セキソーボディのキャンピングカーは、中古車市場にあまり出回っていないため、希少性が高く評価されやすい傾向にあります。軽量かつ強度の高いハイドロバックパネルを採用していて、走りの安定感に優れている点も人気の理由の1つです。市場での需要が高いキャンピングカーだからこそ、より高く売却するために内外装を綺麗な状態に整え、グレードや年式を詳しく伝えるようにしましょう。
ここからは、セキソーボディのキャンピングカーに関してよくある3つの質問に回答します。