2022年3月28日、茨城県高萩市の観光事業を活性化するため、車中泊仕様の日産 キャラバンを利用した「車中泊体験の実証実験に関する協定」を締結しました。また、同時に高萩市と日産が共同で行う実証実験「高萩ムーバブルビレッジ構想 AD"VAN"TURE」参加者の募集も開始。10組の募集に対し1821組の応募がありました。今回は、高萩ムーバブルビレッジ構想 AD"VAN"TUREの概要、車中泊体験の実証実験を締結した背景、日産 キャラバン マルチベッド仕様について解説します。
2022年3月28日、茨城県高萩市の観光事業を活性化するため、車中泊仕様の日産 キャラバンを利用した「車中泊体験の実証実験に関する協定」を締結しました。また、同時に高萩市と日産が共同で行う実証実験「高萩ムーバブルビレッジ構想 AD"VAN"TURE」参加者の募集も開始。10組の募集に対し1821組の応募がありました。今回は、高萩ムーバブルビレッジ構想 AD"VAN"TUREの概要、車中泊体験の実証実験を締結した背景、日産 キャラバン マルチベッド仕様について解説します。
「高萩ムーバブルビレッジ構想 AD"VAN"TURE」とは、日産と茨城県高萩市が締結した「車中泊体験の実証実験に関する協定」に基づいて開催された実証実験です。
2022年4月28日から5月17日までの20日間にわたり開催された「高萩ムーバブルビレッジ構想 AD"VAN"TURE」は、1組1泊2日、朝夕2食付きで2つのアクティビティを楽しめる車中泊体験となっています。参加者1人あたりの料金は6,000円。リーズナブルな価格で車中泊やアクティビティを楽しむことができる魅力的な内容です。
参加者は、貸し出される車中泊仕様のキャラバン マルチベッドに乗って移動し、高萩市内の事業者が提供する、釣り・ブッシュクラフト・ヨガ・乗馬体験など、自然を楽しむアクティビティを体験。食事は、高萩産の食材を楽しめるメニューが用意され、自分で調理します。アクティビティを楽しみ、食事をした後は、車で寝るという車中泊仕様車ならではの楽しみを体験できます。
車中泊スポットは、高萩市内各地の観光名所・利活用の課題を抱える空き家・公共施設が指定されており、参加者が好みの場所を選んで車中泊します。
車中泊の魅力・アウトドアの魅力・高萩市の魅力を存分に体感できる1泊2日のプランを1人6,000円で楽しめるのが「高萩ムーバブルビレッジ構想 AD“VAN”TURE」なのです。
高萩ムーバブルビレッジ構想 AD"VAN"TUREの舞台となった高萩市は市政報告で、10組の募集に対して全国から1,821組の応募があったことから、アウトドアへの関心の高さ知ることができたとして、実証実験で得られたアクティビティや車中泊スポットに対しての意見などを参考に、今後の事業展開について検討していくとしています。
また、日産は高萩ムーバブルビレッジ構想 AD"VAN"TUREの応募数や応募属性などを反映し、初心者向けのアウトドアの充実や開催規模の拡大などを視野に入れ、事業展開できるよう今後も支援を続けるとしています。さらに、高萩市以外の自治体や再生が必要な観光関連などにも観光活性プロジェクトを提案していきたい考えも明らかにしました。
このことからも、今後は高萩ムーバブルビレッジ構想 AD"VAN"TURE のような車中泊やアウトドアを気軽に体験できる機会が増えるかもしれません。
「高萩ムーバブルビレッジ構想 AD"VAN"TURE」を実施するきっかけとなったのは、2022年3月28日に日産と高萩市が「高萩市と日産自動車株式会社との車中泊体験の実証実験に関する協定」を締結したからです。この協定を締結した理由は何なのでしょうか。
日産と高萩市が車中泊体験の実証実験に関する協定を締結した理由は、コロナの影響や時代の変化などで使用頻度が下がった自治体の施設を車中泊ができる車と組み合わせることで、地域の観光課題を解決する新たな観光プランの創出ができる可能性があるためです。
この協定に基づき開催された車中泊体験が「高萩ムーバブルビレッジ構想 AD"VAN"TURE」だったのです。
高萩市で行われた実証実験で日産が提供するキャラバン マルチベッドは、車中泊用のマルチベットの純正オプションで用意しています。また、車両の加工をすることなく快適な車中泊をできることが特徴です。
ボディサイズは、全長4,695mm、全幅1,695、全高1,990mmと、一般的なミニバンなどの乗用車とほぼ同じ大きさであるため運転がしやすいといえるでしょう。エンジンは、2.0L直列4気筒ガソリンエンジンと2.4L直列4気筒ディーゼルエンジンの2種類が用意されています。
マルチベッドの標準装備となるアイテムは、2列目シートより後ろのフロアパネルや跳ね上げ式のマルチベッドです。ベッドのサイズは、長さが1,760mm、幅が1,510mmとなっています。大人がベッドスペースに寝ようとすると長さが足りない可能性がありますが、横になって休むには十分な面積が確保されています。
高萩ムーバブルビレッジ構想 AD"VAN"TUREでは、最上級グレードのキャラバン マルチベッド「GRAND プレミアムGX」が提供されました。
日産と高萩市の協定による実証実験で、アウトドアへの関心が高いことや車中泊仕様の車で地域の観光業を活性化できる可能性が高いことが明らかになりました。
今後、日産と高萩市が協業で実施したような車中泊体験が増えれば、車中泊仕様車やキャンピングカーの需要が高まるだけでなく、地域の観光業も活性化するといえるでしょう。