カトーモーターは、こだわりの詰まった作りが人気のキャンピングカービルダーです。モデル数が充実していることから中古車市場に出回る個体数は多く、高いリセールバリューを維持しています。
この記事では、カトーモーターのキャンピングカーをより高く売却するためのコツや注意点を解説します。売却をご検討の方は、ぜひ参考にしてみてください。
カトーモーターは、こだわりの詰まった作りが人気のキャンピングカービルダーです。モデル数が充実していることから中古車市場に出回る個体数は多く、高いリセールバリューを維持しています。
この記事では、カトーモーターのキャンピングカーをより高く売却するためのコツや注意点を解説します。売却をご検討の方は、ぜひ参考にしてみてください。
カトーモーターは、ものづくりの町として有名な新潟県燕市に本拠地を置くキャンピングカービルダーです。もともとはオートバイの販売と修理を行っていましたが、1991年からキャンピングカーの製造と販売を開始しました。
ビルダーとしての歴史は30年以上と長く、キャンピングカーのラインナップ数が非常に豊富です。バンコンとキャブコン、さらに大型のバスコンまで揃えています。主力はバンコンで、20モデル以上を展開しています。2021年にはフラッグシップモデルのブルームーンEXを発売するなど、常に新しいモデルを送り出すことも忘れていません。モデル数が多くてもすべて特徴が異なるため、自分にぴったりの1台を見つけやすいビルダーといえるでしょう。
カトーモーターのキャンピングカーの主な特徴を3つ紹介します。
カトーモーターのキャンピングカーのラインナップは非常に多いため、好みの1台を見つけやすいでしょう。また、内装や外装、設備などを徹底的にこだわりたい方向けに、オーダーメイドにも対応しています。気に入った外装と内装を組み合わせたり、設備の場所を大きく変更したりすることも可能です。
新車をオーダーメイドできるだけではなく、中古車市場にもカトーモーター製の個性の強い車輌が数多く流通しています。実際にガレージカレントCampで買い取ったなかには、ダイニングスペース以外のほとんどが変更されていた車輌がありました。。
キャンピングカーには、テーブルやベッドなどの多くの家具が搭載されています。よい家具かどうかを一目ですぐに見分けるのは非常に困難ですが、長く使えば使うほど質のレベルを実感する部分です。
カトーモーターでは、高級家具や楽器に使われる高品質の国産天然木材を各部に使用しています。長時間乗車するキャンピングカーでは、天然木の質感や香りをじっくり感じられるのではないでしょうか。
さらに、家具はすべて1つ1つ手作りで、車内の形にぴったりと合わせて製造されています。そのため、キャンピングカー特有の走行中に発生する家具の衝突音やきしみ音が出にくいのが大きな特徴です。。家具そのものの質が高いだけではなく、乗車中の快適感が上がる点はキャンピングカーオーナーにとって嬉しいポイントといえるでしょう。
カトーモーターでは、一部のモデルに業界初の上下段スライド式2段ベッドを採用しています。リアに常設された縦置きのベッドを横方向にスライドさせることによって、幅が広がるベッドです。モデルごとに大きさは異なりますが、スライド前の幅は550mm〜650mm程度です。拡張すると上段は1,100mm〜1,150mm程度、下段は1,200mm程度に広がります。セミダブルほどのサイズになるため、2人就寝もできるでしょう。
縦置き常設2段ベッドを持つバンコンでは、広いマルチルームを採用するのが一般的ですが、カトーモーターでは室内の広さを重視したモデルを多く展開しています。たとえば、ブルームーンEXでは、最後部にマルチルームを備えているものの、完全な個室ではありません。仕切りが可動するため室内を広く利用できます。
次に、カトーモーターのリセールバリューが高い理由を3つのポイントに絞って解説します。
カトーモーターの主力モデルであるバンコンのほとんどは、トヨタのハイエースをベースとしています。ハイエースは、キャンピングカーのベースとして圧倒的なシェア率を誇っており、非常に信頼性の高い車輌です。
また、「トヨタ車」というブランド力の強さや世界的な人気の高さも、リセールバリューによい影響を与えています。
2人旅をゆっくり楽しみたい方には、カトーモーターのバンコンがぴったりだといえるでしょう。先述のとおり、カトーモーターのバンコンには常設縦置き2段のスライド式ベッドが採用されています。そのため、2人での利用であればベッドを広々と使って寝ることができます。その分ダイネットは小さく設計されていますが、少人数で使うなら大きな問題ではないでしょう。もし室内を広く使いたい場合には、マルチルームの仕切りを動かせば余裕が生まれます。
2人旅に適したバンコンが少ないうえに、さまざまなニーズに対応できることからリセールバリューが高い傾向にあります。
カトーモーターのキャンピングカーは、中古車市場に一定数の個体が出回っています。しかし、人気の高いブルームーンEXやリヴの流通台数は多くありません。つまり、需要はあるのに供給が追いついていないという状況です。
買いたい人がいるのに商品がなければ、必然的に価格は高くなります。比例してリセールバリューも上がる傾向にあります。
ここからは、カトーモーターの代表的なモデルを3つ紹介します。
ブルームーンEXは、2021年に登場した、カトーモーターのフラッグシップモデルです。ハイエースのスーパーロングをベースにしており、サイズは全長5,380mm、全幅1,900mm、全高2,285mm。大柄ですが、幅は抑えられています。
乗車定員は程よい人数の6名で、就寝定員は5名と多めに設定されています。また、業界初の上下段スライド式2段ベッドが採用されました。ベッドの幅は、通常時650mm、拡張時には上段が1,100mm、下段が1,200mmです。長さ1,900mmと余裕があります。シートアレンジが多彩なために大人数でくつろげる仕様ですが、常設ベッドの数を考えると2人旅に適したモデルといえるでしょう。
車輌価格:653万7,300円(税込)〜
※価格は2021年11月の公式カタログ情報であるため変更されている可能性があります。
ブルームーンEXと同様に、リブにも上下段スライド式2段ベッドを採用しています。ベッドは通常時の幅が550mm、拡張時には上段1,150mm、下段1,200mmです。ベッドの長さの情報はありませんが、マルチルームを搭載していないことから長さも十分に確保していると考えられるでしょう。
また、ベースはハイエースのなかでも中間サイズに位置するワイドミドルルーフです。ボディサイズは全長4,840mm、全幅1,880mm、全高2,105mm。スーパーロングワイドボディがベースのブルームーンEXと比べると小柄なキャンピングカーです。
室内のレイアウトもブルームーンEXと異なり、特に大きな違いはダイネット部分です。リヴに前向きのシートは設置されておらず、コンパクトな横向きシートが採用されています。乗車定員は4名ですが、2名が最も快適に利用できる人数でしょう。
車輌価格:626万2,300円(税込)〜
※価格は2023年2月の公式カタログ情報であるため変更されている可能性があります。
イル デルフィーノは、ハイエースのスーパーロングハイルーフをベースにしています。ボディサイズは全長5,380mm、全幅1,950mm、全高2,285mmです。ボディの左側が拡張されており、ベースのハイエースよりも幅が広くなっています。ボディが改造されていますが、純正の補強やピラーには手が加えられていないため、剛性は落ちていません。
また、純正のスライドドアからエントランスドアに変更することで冷気や熱気を抑え、断熱効果を向上させているのもポイントです。ハイエースながらキャブコンのような使い勝手を持ち合わせており、バンコンの使いやすさもミックスされた絶妙なモデルとして支持されています。
車輌価格:715万3,300円(税込)〜
※価格は2017年10月の公式カタログ情報であるため変更されている可能性があります。
リセールバリューの高いカトーモーターのキャンピングカーですが、より高く売るためにコツと注意点を押さえておきましょう。4つのポイントを紹介するため、売却の参考にしてみてください。
カトーモーターはモデル数が多く、それぞれ特徴や価格が異なります。そのため、査定時に「カトーモーターのキャンピングカーです」と伝えるだけでは情報が十分に伝わりません。
キャンピングカービルダーによってはモデルの情報をあまり公開していない場合が多く、カトーモーターにもその傾向がありますが、査定を申し込む際には、モデル名と年式だけでも正確に伝えましょう。
キャンピングカーは、座席部分やダイネットなどを展開してベッドにします。査定時にはどのようにベッドが展開するのかを説明し、機能性の高さや広さをアピールしましょう。
また、カトーモーターには、業界初の縦置きの上下段スライド式2段ベッドを採用しているモデルがあります。しかし、スライド部分が綺麗に収まっているために、展開しないと普通の2段ベッドと捉えられるかもしれません。ベッドはブルームーンEX、リヴの最大の特徴であるため、しっかりとアピールしておきましょう。
キャンピングカーには乗用車にない装備が多く搭載されており、査定時には各装備の状態が重視されます。そのため、装備品の事前の動作確認を忘れないようにしましょう。万が一動作しない部分があると、査定額が大きく下がってしまうかもしれません。また、当日は必ず査定スタッフと一緒に動作確認を行ってください。装備の操作方法はモデルごとに異なり、正しく動かさないと不具合がないことをアピールできないためです。
また、取扱説明書がある場合はぜひ査定の現場に持参してください。取扱説明書があれば、普段使わない装備の操作方法がわかるだけではなく、査定にプラスの影響を与える可能性もあります。
キャンピングカーは、自動車としてだけではなく住居としての役割も担っています。そのため、住居部分の内装が綺麗に保たれているかどうかは、査定時の重要な評価ポイントです。
また、カトーモーターのキャンピングカーは、デザイン性の高さも魅力の1つであるため、外装の美しさも査定に大きな影響を与えます。内装だけが重視されると考えがちなキャンピングカーですが、カトーモーターのモデルにおいては外装もしっかり手入れしておきましょう。
キャンピングカーは乗用車と違った装備を多く搭載しているために、どのような買取業者でも適切に買取できるわけではありません。たとえば、カトーモーターの場合、業界初の上下段スライド式2段ベッドを採用しているなど、モデルによって大きな違いがあります。そのため、キャンピングカーの専門知識を有している業者へ依頼するのがベストです。
もし、キャンピングカーの売却先で迷っているのであれば、ぜひガレージカレントCampにご相談ください。キャンピングカー専門で買取事業を展開しているため、あなたの愛車の価値を正しく査定いたします。もちろん、カトーモーターのモデルを買取した実績もあります。また、日本全国どこへでも無料で出張査定いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
カトーモーターは豊富なモデルをラインナップしており、実用性の高いモデルを数多くリリースしています。家具も1つ1つ車輌に合わせて製造しているために走行中の雑音が少なく、快適に乗車できる点も大きな魅力でしょう。
市場での人気が高いためリセールバリューが高く、高価買取に期待できます。しかし、コツや注意点をおさえておくことでさらに高く売却できるかもしれません。売却をご検討の方は、今回お伝えした内容を参考にしてみてください。
カトーモーターのキャンピングカーについて、よくある質問をまとめました。