アドリアのキャンピングカーを所有しているオーナーのなかには「タイミングがよければ売却したい」と考えている方もいるのではないでしょうか。ベースのデュカトが注目されている市場において、アドリアの人気も高まっています。
この記事では、アドリアのキャンピングカーが評判となっている理由を詳しく解説します。売却に関する情報もポイントを交えてお伝えするため、ぜひご覧ください。
アドリアのキャンピングカーを所有しているオーナーのなかには「タイミングがよければ売却したい」と考えている方もいるのではないでしょうか。ベースのデュカトが注目されている市場において、アドリアの人気も高まっています。
この記事では、アドリアのキャンピングカーが評判となっている理由を詳しく解説します。売却に関する情報もポイントを交えてお伝えするため、ぜひご覧ください。
アドリアは、ヨーロッパのスロベニアで1965年に誕生したキャンピングカービルダーです。住み続けられる質の高いデザインが評価され、ヨーロッパでもトップメーカーとして名が知られています。日本国内では、デルタリンクがアドリアの正規輸入で販売しており、デュカトをベースにしたコンパクトシリーズやTwin(ツイン)シリーズなど、多彩なモデルを取り扱っています。
デュカトは、キャンピングカーのベース車輌でありながら、ヨーロッパ車ならではの作り込まれたデザインと安全性で高い人気を誇るモデルです。運転席には7インチのフルカラーTFTディスプレイメーターや本革巻きのステアリングホイールなど、普通車と遜色のない装備がおごられています。また、衝突被害軽減ブレーキやレーンキーピングアシストといった先進安全装備も備わっており、自動車としての基本性能が高い点も評価されているポイントです。
ここからは、アドリアの特徴を3点紹介します。
高級キャンピングカーらしく、オプション込みで3,000万円近いモデルが存在します。一方で、1,215万円から購入できる国産キャブコン並みのモデルもラインナップされています。いずれにしても、動く家に違わぬ高級キャンピングカーに相応しい価格設定です。
現在ラインナップされている価格設定は以下のとおりです。
・スーパーソニックシリーズ:2,475万円〜2,609万円(税込)
・ソニックシリーズ:1,718万〜2,030万円(税込)
・マトリックスシリーズ:1,474万円〜1,672万円(税込)
・コーラルシリーズ:1,482万〜1,639万円(税込)
・COMPACTシリーズ:1,336万〜1,466万円(税込)
・Twinシリーズ:1,215万円〜1,408万円(税込)
大柄なボディが目を惹くアドリアですが、日本でも使いやすいコンパクトなモデルもラインナップされています。特に運転しやすいモデルは、全長が6mを切っているTwinシリーズの540と600、COMPACTシリーズのSPです。
具体的なモデルとスペックは下記のとおりです。
・Twinシリーズ540:全長5,413mm・全幅2,050mm・全高2,580mm
・Twinシリーズ600:全長5,998mm・全幅2,050mm・全高2,580mm(※600 SPB GBのみ2,595mm)
・COMPACTシリーズ(SP):全長5,999mm・全幅2,120mm・全高2,780mm
国産で人気の高い、ハイエースのスーパーロングボディをベースにしたバンコン(トイファクトリー:バーデンを例示)は、全長5,380mm・全幅1,920mm・全高2,285mmとなっており、数値でみるとそれほど大きな差がないことがわかります。
アドリアの内装の高級感には定評があり、家具のクオリティはホテル並みです。北欧のキャンピングカーらしく、内装の雰囲気が国産キャンピングカーとは一線を画します。使っている素材がキャンピングカー専用ではなく、住宅用と同じものである点が大きく影響しているといえるでしょう。
理由として、ヨーロッパではキャンピングカーを移動手段ではなく、モーターホームと呼ばれるように住宅として所有する風潮があるためです。設計の時点で、生活の拠点として使う想定がなされているため、高い満足度が得られるインテリアを実現しているといえます。
ここからは、アドリアのリセールバリューが高い理由を3つ紹介します。売却する際のアピールポイントにもなるため、ぜひご覧ください。
ベースのデュカトは、2022年に国産ビルダーと正規輸入販売の契約を結び、以来人気が右肩上がりです。そのなかでも、欧州のトップメーカーの1つでデュカトを得意としているアドリアは高い人気を誇っています。運転のしやすさはもちろん、広大かつフラットな荷室空間は、他を寄せ付けません。
また、ボディ剛性が強く、高速道路でもグラつきの少ない走行が可能で、安心感も兼ね備えています。ベース車輌のデュカトの認知度に比例してアドリアの人気も高く、リセールバリューによい影響を与えているといえます。
住宅として使う想定で作り込まれたアドリアの架装部分は、リセールバリューに多くのメリットをもたらします。なぜなら、架装部分はキャンピングカーの資産価値として評価される部分のためです。
具体的には、ベッド、ダイニングスペース、ギャレー、エアコン、FFヒーターなどが挙げられます。普通車の場合、新車登録から3年経過すると価値は50%程度になるケースも珍しくありません。その点、長く乗ることを想定して作られているキャンピングカーは、架装部分の評価により、10年経過しても高いリセールバリューをキープしているケースが多くみられます。
デュカトの新車は納期が約2年といわれています。そのため、中古車の需要が急速に高まっています。たとえば人気モデルの場合などは、掲載して1週間以内に売れてしまうケースも珍しくありません。
日本RV協会の発表によると、2022年の国内キャンピングカー保有台数は、14万5,000台に登ります。17年前の2005年と比較して約3倍も増加しており、車離れが叫ばれている自動車市場のなかでは、異例ともいえる状況です。
それだけ支持されているキャンピングカーは、中古車としての需要が上がっており、アドリアの人気も非常に高まっています。
ここからは、アドリアの代表モデル3車種を紹介します。なお、アドリアのグレード構成は、一部を除き、Supreme(シュプリーム)とPlus(プラス)という2種類です。Supremeが上級グレードとなるため、査定の際に念頭に置いておくとスムーズに説明できるでしょう。
アドリアのラインナップのなかで、もっともコンパクトなモデルです。比較的扱いやすいボディサイズではありますが、室内でも立って移動ができる天井高、温水シャワーを標準装備、1,960x1,270mmの横置きダブルベッドなどが主な特徴です。ベッドにはウッドスプリングが使われているため、大人2名がぐっすりと眠れる寝心地が担保されています。
インテリアは安定のアドリアクオリティで、誰が乗っても満足感が得られる質感を確保しています。また、運転席と助手席が回転するレイアウトは、キャンピングカーに初めて乗る方はもちろん、国産車からの乗り換える方にも好印象を抱かせるでしょう。
国内でも比較的使いやすい、6mを切るボディサイズのモデルです。また、国産キャンピングカーと同じ感覚で使える左エントランスや、大きな二つのサンルーフは、上級グレードのSupuremeならではの装備になります。
輸入キャンピングカーは電装系の装備が国産モデルよりも弱い場合が多いため、エアコンやバッテリー、インバーターなどのオプションがついていると、査定で高く評価されるでしょう。
国内で販売されているアドリアでは最高峰のモデルです。全長7.5mの広い室内、2,000x1,300mmの電動プルダウンベッド、2m超えの最後部のツインベッド、サニタリールームと独立したシャワールームなどが主な特徴といえます。
動く家を意味するモーターホームらしく、快適に過ごせる装備と欧州車らしいインテリアの雰囲気は、満足感の得られる1台としてアピールポイントも豊富です。ファミリーユースでも十分な142Lの大型冷蔵庫や、各所に配置された大型の収納など、使い勝手に優れています。ボディサイズや価格面で乗る人は選びますが、その分深く刺さるモデルといえるでしょう。
ここからは、意外に見落としがちなアドリアを高く売るためのコツと注意点を詳しくお伝えします。
モデル名は正確性が大切で、たとえば「アドリア・ツイン」と言うだけでは不十分です。「Twin Plus 540SP」や「Twin Supreme 600SPB GB
」まで伝える必要があります。
アドリアのモデル構成はシリーズでまとめられており、ボディサイズや装備、価格まで大きく異なります。情報が不足していると、本来の査定額よりも低く見積もられてしまう可能性はゼロではありません。
事前に取扱説明書や車検証などで、モデル名と年式を正しく伝えられるようにしておきましょう。
キャンピングカーは、同じモデルでも1台ずつ装備が異なるため、高額なオプションは積極的にアピールしましょう。
アドリアの場合、ルーフエアコン、インバーター、FFヒーター、リチウムイオンバッテリー、サイドオーニングなどがアピールできるオプションです。オプション価格が高額な分、査定でも高く見積もってもらえる可能性は高まります。
輸入キャンピングカーは操作がわかりにくい部分があるため、売却時の詳細な説明は非常に大切です。ボディサイズが大きなモデルだと装備が充実しているため確認は大変ですが、何が付いているのかは、改めて洗い出しておくと説明がスムーズでしょう。
基本的なポイントですが、内外装の状態は査定に影響を及ぼします。特にアドリアの場合、質の高いインテリアが特徴でありアピールポイントです。できるだけ新車の状態を維持したほうが、好印象になるのは間違いありません。
外装についても、キャンプや車中泊によって汚れや傷が付く場合もあるため、定期的に洗車して綺麗な状態を維持しておきましょう。
アドリアは、新車販売価格がゆうに1,000万円を超えるため、できるだけ高く買い取ってもらいたいと望むのは当然のことです。しかし、多様な買取サービスがあり迷われる方も多いでしょう。そこで、ガレージカレントCampをおすすめします。
アドリアはもちろん、デュカトがベースのキャンピングカーを豊富に買い取っており、お客様が理想とする売却を叶える自信をもっています。出張査定を無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。
アドリアのキャンピングカーは、国産車とは一線を画すインテリアが魅力であり、市場から高く評価されています。ベースのデュカトが2022年から日本に正式導入され、アドリアの注目度も右肩上がりです。売却を検討するには適したタイミングといえるため、一度ガレージカレントCampの無料査定を検討してみてはいかがでしょうか。
ここからは、アドリアのキャンピングカーに関する3つの質問に回答します。