AtoZのキャンピングカーを所有しているオーナーのなかには、評判のよさやリセールバリューの高さから、売却を検討している方もいるのではないでしょうか。老舗のビルダーとして実績のあるAtoZのキャンピングカーは、新車だけでなく中古車でも人気を博しています。
そこでこの記事では、AtoZのキャンピングカーの歴史や特徴、リセールバリューが高い背景をお伝えするとともに、査定でプラス評価されるポイントを詳しく解説します。
AtoZのキャンピングカーを所有しているオーナーのなかには、評判のよさやリセールバリューの高さから、売却を検討している方もいるのではないでしょうか。老舗のビルダーとして実績のあるAtoZのキャンピングカーは、新車だけでなく中古車でも人気を博しています。
そこでこの記事では、AtoZのキャンピングカーの歴史や特徴、リセールバリューが高い背景をお伝えするとともに、査定でプラス評価されるポイントを詳しく解説します。
AtoZは、1988年創業の30年以上もの歴史をもつキャンピングカービルダーです。埼玉や大阪を拠点に全国へ販売を展開しています。AtoZの名を広めたのは代表的なモデルの「アミティ」です。アミティは、コンパクトキャブコンのクラスで、販売台数ナンバー1の実績を誇っています。
多くの支持を獲得した理由は、なんといっても戦略的な価格設定です。キャブコンは600万円台のモデルが多いなか、アミティは半額の300万円台から購入できるという低価格が注目されました。また、単に価格が安いだけではなく、最大6名が就寝できる作り込まれたレイアウトや、親しみやすい明るい内装カラーなど、使いやすい設計も多くのユーザーを虜にしています。
なお、ベース車輌のマツダ・ボンゴの生産終了に伴い、アミティも2021年に生産が終了しました。
ここからは、AtoZならではの特徴を3つ解説します。
AtoZで何よりも注目されているのは、圧倒的な低価格設定でしょう。ボンゴトラックをベースにしたコンパクトキャブコンのアレンシリーズは500万円台から、カムロードベースの本格的なキャブコンアンソニーシリーズでも700万円台からの設定です。
ほかのビルダーでは、カムロードベースのキャブコンは安くても900万円台からが多いなかで、エアコン装備車同士で比較しても100万円以上安い価格です。キャンピングカーが初めての方でも手にしやすく、中古車市場でも高い需要があります。
どのモデルであってもコンパクトなのがAtoZの特徴です。現在のラインナップのなかから、主力モデルのアレン・ハイとアンソニーライトのボディサイズを紹介します。
・アレン・ハイ(コンパクトキャブコン)
全長4,640mm・4,830mm(室外機込)×全幅1,880mm×全高2,740mm(ファン込)
・アンソニーライト(キャブコン)
全長4,630mm×全幅1,975mm×全高2,810mm
全高が高いため大きい印象を受けますが、取り回しで気になる全長や全幅は、国産のミニバンとあまり変わらないサイズで収まっています。日常でも気兼ねなく使えるため、普段使い用のサブカーを用意したり、駐車場の制限などの影響を考慮しなくてもよい点は、AtoZの魅力といえるでしょう。
AtoZでは、人気のアミティ以降「大切な人と過ごす時間」をコンセプトに、インテリアデザインのプロがトータルコーディネートしています。たとえば、キャブコンのアンソニーライトでは、アミティの内装デザインをリニューアルして採用しており、より洗練された室内空間に仕上がっています。
具体的には「花をイメージしたフィオーレ」「港をイメージしたポルト」「森をイメージしたボスコ」の3種類のカラーから選択が可能です。シンプルでありながら、おしゃれな要素が随所に配された室内は、長く乗るキャンピングカーにおいて、選ばれる大切なポイントの1つでしょう。
ここからは、AtoZのリセールバリューが高い理由について解説します。
人気のアミティはコンパクトキャブコンクラスにおいて、国内販売台数ナンバー1の実績を誇り、その数は実に1,000台を超えるといわれています。老舗のビルダーとしての信頼性と、アミティで培われたノウハウを活かした車づくりは、リセールバリューに大きく影響しているといっても過言ではありません。
キャンピングカーは、普通車よりも購入してからの価値が下がりにくいといわれています。その理由は、架装部分による居住空間を有しているためです。具体的な架装部分として、ベッド、ダイニングスペース、ギャレー、エアコン、FFヒーターなどが挙げられます。
キャンピングカーならではの架装部分は、消耗品としての扱いではなく、家の家具のように長く使う想定で制作されています。そのため、資産価値が下がりにくく、リセールバリューを高くする要素の1つだといえるでしょう。
AtoZのキャンピングカーは、中古車市場にあまり出回っておらず、希少性も手伝ってリセールバリューを高めています。たとえば、現在の主力モデルであるアレン・ハイやアンソニーは、ごくわずかしか流通していません。
新車購入も1つの選択肢ですが、キャンピングカーは普通車よりも納期が長い傾向にあり、すぐに乗りたい方は必然的に納期の短い中古車を選びます。こうした市場での需要と供給のバランスも、リセールバリューが上がりやすい理由の1つです。
ここからは、売却時も有利になりやすいAtoZの代表3車種を紹介します。
エアコン装着を前提に設計された現在のAtoZの主力モデルです。なお、エアコンをオプションで選択した場合は、室外機が左サイドのスカート部に搭載され、エアコンもキッチン上部という理想的な位置で使い勝手に優れています。
ボディサイズは、全長4,640mm・全幅1,880mm・全高2,740mmと取り回しがしやすいため、キャンピングカーがはじめての方にも運転しやすいでしょう。内装は「Kiseki(キセキ)」「Mirai(ミライ)」「Kanae(カナエ)」の3種類を用意し、いずれも淡いトーンのカラーでまとめられており、乗る人を選びません。
リアエントランスの採用による、広々とした居住空間は魅力です。また、収納やトイレの設置など、使い方が多彩なマルチルームもアピールポイントといえます。
家庭用エアコンが標準装備のリヤエントランスモデルです。全長が4,980mと5mを切っており、さらに車幅が1,910mmにおさえられています。そのため、取り回しや見切りが良く、不慣れなドライバーでもストレスなく運転することができます。
室内は、天然木を使用した家具で、温かみの感じられる空間に仕上げられました。サイドシートを使ったコの字形でテーブルを囲めるレイアウトのダイネットは、ファミリー層をはじめ、幅広い方に好まれるでしょう。
乗車定員10名、就寝定員5名+子ども1名に対応しており、充実した装備や、使い勝手、広々とした室内空間は使う人を選びません。キャンピングカーとしての基本性能の高さをアピールすると、売却時にも評価されやすいでしょう。
アミティのレイアウトを踏襲しているアンソニーライト。アミティはナンバー1のコンパクトキャブコンとしていまだに多くのファンから支持されているため、そのレイアウトを受け継いでいる点は、大きなメリットだといえます。なお、ベースがカムロードのため、アミティの弱点である走行性能は大幅に改善されており、遠出でもあまり苦になりません。
室内は、最大1,800mmの室内高でゆとりがあり、大人でも立ったまま移動が可能です。固定タイプのバンクベッドや常設2段ベッドによって、乗車定員7名に対して就寝定員が大人6名まで対応している点はアピールポイントといえます。
ここからは、AtoZをできるだけ高く評価してもらうためのコツと、見落としがちな注意点を解説します。
キャンピングカーの売却において、モデル名や年式を伝えるのは非常に重要です。特に、AtoZは歴史の長いビルダーのため、年式によって査定額は大きく変動します。口頭で伝えることはもちろん、書類で客観的に提示できる資料があるとなおよいでしょう。
装備の充実性の高さもAtoZのキャンピングカーの特徴です。なかでも高額なオプションは積極的にアピールしましょう。具体的には、エアコン、インバーター、FFヒーター、電子レンジなどが査定に影響しやすいオプションです。
なお、実際に動作するかも見せながら伝えると、より正確に価格へ反映してもらえるでしょう。
おしゃれな内装もAtoZの魅力の1つです。特に架装部分はキャンピングカーとしての評価を左右する重要なポイントであるため、シートやテーブル、ベッドなどのパーツはきれいな状態を維持するように心がけましょう。
外装についてもキズや凹みがあると査定でマイナスに評価されてしまうため、自分でできる範囲であれば直しておくとよいでしょう。
キャンピングカーは取り外し可能なパーツが多いため、欠品がないように注意しなければなりませんが、実際の査定現場ではダイネットテーブルや取扱説明書などの紛失が散見されます。
購入当初と変わらない状態でパーツが揃っているかどうか、査定を申し込む前に一度確認しておくとよいでしょう。
AtoZの売却先に迷った際は、ガレージカレントCampへの依頼をご検討ください。キャンピングカーを専門にあらゆるモデルを買い取っており、AtoZの買取実績も豊富です。実際に、人気のアミティをはじめ、多くの車種で他社よりも高い価格で買取を行っています。
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AtoZのキャンピングカーは、どんな人でも検討しやすい低価格帯のモデルが多いという特徴があります。それでいて、おしゃれな室内空間や標準装備の充実など、魅力的なポイントが豊富です。また、老舗のビルダーとしての信頼感や、中古車市場での希少性によってリセールバリューも高い状態となっています。
ただし、市場の動向は一定ではないため、価格が変動する可能性はゼロではありません。次の1台を検討されているのであれば、現在の価値を確認するために、ガレージカレントCampへ査定を依頼してみてはいかがでしょうか。
ここからは、AtoZに関してよくある3つの質問に回答します。