キャンパー厚木は、軽自動車ベースからキャブコンまでさまざまなキャンピングカーを製造しているビルダーです。どのモデルも知名度、評判ともに高く、リセールバリューもよい傾向にあります。
売却を検討している方も多いかもしれませんが、コツをおさえて愛車の魅力をアピールしないと、売却額が下がるかもしれません。
そこでこの記事では、キャンパー厚木のキャンピングカーを高く買い取ってもらうために、モデルごとの特徴、査定時の注意点やコツを解説します。キャブコンの「Puppyシリーズ」をはじめとした、キャンパー厚木のキャンピングカーの売却を考えているのであれば、ぜひ参考にしてみてください。
キャンパー厚木とは
キャンパー厚木は、もともとキャンピングカービルダーであるバンテックの直営店でした。しかし、2020年10月にキャンピングカービルダーとして独立し、オリジナルの車輌を製造・販売しています。
まだ独立して短い年数しか経過していないものの、複数のキャンピングカーを発売しており、人気を博しています。軽自動車ベースもラインナップされていますが、メインはキャブコンであり、ほぼキャブコン専門のキャンピングカービルダーといってよいでしょう。キャブコンでありながらコンパクトな設計を実現している点が高く評価されています。
キャンピングカーの質のよさと、バンテックの直営店だった頃から10年近くの長きにわたってキャンピングカーを取扱っていることから、信頼性の高いビルダーだといえます。
キャンパー厚木の特徴
まずは、キャンパー厚木の特徴と魅力を3つ紹介します。
5ナンバーミニバン並みのボディサイズ
キャンパー厚木の主力モデルといえば、コンパクトサイズのキャブコンです。キャブコンは、トラックをベースにして架装部分を搭載するためにサイズがどうしても大きくなってしまい、小さいモデルはあまり存在しません。しかし、キャンパー厚木は、5ナンバーミニバン並みのサイズのキャブコンを数多く製造しています。
たとえば、キャンパー厚木のキャブコンであるPuppyシリーズは、なんとすべてのモデルが全幅1,740mm以内、全長4,850mm以内に抑えられています。このサイズだと、普通車に慣れている方であれば不安なく運転できるでしょう。また、一般的な月極駐車場も利用できるサイズのため、駐車スペースの狭さを理由に所有を諦める必要もありません。
さらに、架装部分がコンパクトに設計されていることから軽量化も実現しており、大排気量のディーゼルでなくても十分な動力性能を発揮します。
2人旅に特化したモデルもラインナップしている
キャブコンは、その大きさを活かして複数人向けのモデルとして販売されることが多いですが、キャンパー厚木では2人旅に特化したモデルを多くリリースしています。
たとえば、Puppy Fullhouseはキャブコンながら2人旅にぴったりのモデルです。常設ベッドは2人分で、バンクベッドが1つ設置されているほか、ダイネットのソファがシングルベッドになります。ちなみに、バンクベッドが設置されているのは運転席上部で、助手席上部には収納用のタンスが設けられています。また、ダイネットの一部を収納してベッドを拡張できるため、最大で3人就寝可能です。
常設ベッドの数を少なくすることで、窮屈感のない空間に仕上げました。たとえベッドを広げたとしても快適に過ごせるでしょう。
広いベッドスペース
一般的に、サイズがコンパクトなキャンピングカーは、その小ささゆえにベッドスペースが限られています。たとえば、バンコンの平均的なベッドスペースの長さは1,800mmほどです。
しかし、キャンパー厚木のキャブコンはバンコンと変わらないコンパクトさでありながら、Puppy210は1,840mm、Puppy480とPuppy Fullhouseは1,900mmものベッドスペースの長さを確保しています。ボディサイズが高級キャブコンよりも長さ・幅ともに30cm以上小さいにもかかわらず、ベッドサイズは引けを取りません。
これだけのスペースがあれば、身長の高い男性でもゆっくりと過ごせるでしょう。広いベッドスペースはキャンパー厚木のこだわりであり、他社製の似たサイズのバンコンではなかなかここまでの長さを確保できません。車体が小さいにも関わらず、ベッドにゆとりがあるという点は、キャンパー厚木ならではの特徴です。
買取実績
他社査定額719万円
当社の買取額757万円
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キャンパー厚木のリセールバリューはなぜ高いのか?
キャンパー厚木のキャンピングカーは多くの魅力をもっていますが、特に気になるのはリセールバリューではないでしょうか。キャンパー厚木のリセールバリューはなぜ高いのかの理由を解説します。
圧倒的なシェアを誇るカムロードをベースにしている
キャンピングカーのベース車輌にはさまざまな種類がありますが、キャンパー厚木ではトヨタのカムロードをベースにしています。カムロードはビルダー向けにしか販売されていないキャンピングカー専用の特別仕様車です。
カムロードは開発段階からキャンピングカー向けに設計されており、キャブコンのベース車として圧倒的なシェアを誇っています。カムロードをベースにしたキャンピングカーは安心感があり、中古車としても高く評価されています。
充実の標準装備
キャンパー厚木の中心的モデルであるPuppy480には、冷蔵庫や家庭用エアコン、トリプルサブバッテリーに家庭用コンセントと同等の使い方ができる1,500Wの正弦波インバーターなどが搭載されています。さらに、冬のキャンピングカーには必須のFFヒーター、車内の換気や調理に必須なMAXファンも標準装備です。
また、Puppy Fullhouseには、カセットコンロがない代わりに電子レンジが装備され、さらに旅には必須のカセットトイレも標準でついています。
こういったキャンピングカーに欠かせない装備が標準ということもあり、キャンパー厚木のリセールバリューが高まっています。
中古車の流通台数が少ない
高い人気を誇るキャンパー厚木のキャンピングカーですが、中古車市場に多く出回っていません。需要に対して供給が追いついていないため、必然的にリセールバリューが高くなっています。
また、キャンピングカーは手作業で取り付ける部品が多く、通常の車よりも製造に時間がかかります。そのため、出荷台数が限られており、昨今のキャンピングカー需要の高まりに生産が追いついていません。こうした市場の状況も、リセールバリューに大きな影響を与えています。
キャンパー厚木の代表的なモデル
次に、キャンパー厚木の代表的なモデルを3つ紹介します。主にキャブコンを販売しているため、ここではキャブコンに絞って、それぞれの特徴を解説します。
Puppy480
Puppy480は、全幅や全長がミニバンとほぼ同じサイズのコンパクトなキャブコンです。一般的なキャブコンのように架装部分が左右に出ていないため、サイズの小ささだけではなく、運転席からの見通しのよさも大きな魅力でしょう。
ギャレーは後方部にL字型で設置されており、ほかのキャブコンとは少し違ったレイアウトです。常設ベッドはありませんが、ダイネットとバンクともにベッド展開すると、1,900mmの長さが確保されます。そのほか、机を挟んで向かい合った対面式のダイネット、トイレスペースとして利用できるマルチルームなど、キャブコンらしい装備が多く詰め込まれています。車体価格は831万6,000円(税込)〜で、ディーゼルエンジンの4WDも選択可能です。
Puppy Fullhouse
Puppy Fullhouseは、Puppy480と基本的な構造が同じものの、2人旅に特化したレイアウトが特徴です。車体サイズも同じで、見た目にも似ている部分が多くありますが、装備の内容は異なります。2人分のベッドが常設されているだけではなく、バンクの半分を収納に活用できたり、後部右側には背の高いクローゼットが装備されています。また、コンロが装備されない代わりに電子レンジが設置され、トイレもカセットトイレが標準装備です。
ベッドはダイネットとバンクともに1,900mm以上の長さを確保しているため、2人旅であれば快適に過ごせるでしょう。車体価格は858万円(税込)〜。オプションも豊富に用意されています。
Puppy210
Puppy210は、キャンパー厚木が展開するキャブコンの中で最もコンパクトなモデルです。キャブコンの象徴ともいえる運転席上のバンクがなく、架装部分の天井はテントが迫り上がるポップアップルーフが採用されました。全高は2,090mmとキャブコンにしては圧倒的に低く、立体駐車場にも入れる高さです。旅先での買い物も駐車場を気にする必要はなくなるでしょう。ただし、先述の2モデルのようなバンクベッドはありません。代わりに、ポップアップ部分にはハンモックベッドが装備されているため、就寝可能人数は4人と一般的なキャブコンと変わらない空間を作り上げています。
ダイネット部分のベッド長は1,840mmと他モデルよりも短いですが、ほとんどの方は足を伸ばして寝られるスペースを確保しています。ガソリンエンジンの2WDモデルのみで、車体価格は795万3,000円(税込)です。家庭用エアコンやポータブルトイレはオプションで選択できます。
キャンパー厚木を高く売るためのコツと注意点
キャンパー厚木のキャンピングカーは、どれもリセールバリューが高い傾向にありますが、ちょっとしたコツと注意点をおさえておくと、より高く売却できる可能性があります。。売却を検討している方は、ここから紹介する4つのポイントを参考にしてみてください。
申込み時にモデル名と年式を正確に伝える
査定を申し込む際、モデル名や年式を正確に伝えましょう。たとえば、「キャンパー厚木のキャンピングカーです」という情報だけでは、いつ頃の年式のどのモデルなのか判断できません。もちろん、正しく伝えなかったからといって金額が確実に下がるというわけではありませんが、きちんと情報を伝えれば正確に査定してもらえるでしょう。
充実の標準装備をアピールする
キャンパー厚木のキャンピングカーは標準でも装備が充実しているため、査定時にしっかりとアピールしましょう。
たとえば、Puppy480やPuppy Fullhouseであれば、家庭用エアコンが大きなポイントです。直接のライバルになることが想定されるバンコンの多くは、家庭用エアコンをオプションに設定しています。
また、トリプルサブバッテリーやFFヒーターもキャンピングカーでは必須の装備です。これらが標準装備というだけでも十分に価値は高くなり、査定額が上がる可能性もあります。
ベッド展開を査定スタッフと一緒に行う
モデルによっては常設ベッドもありますが、基本的にはダイネットを展開して大型のベッドに変更します。広いベッドスペースはキャンパー厚木の特徴でもあるため、必ず査定スタッフと一緒に展開しましょう。
キャンピングカーの買取に特化していない業者だと、ベッドの展開方法がわからない、取扱いに慣れていないということも珍しくありません。その魅力を存分に伝えるためにも、一緒にベッド展開を行いましょう。
普段から内外装を綺麗に保つことを心掛ける
キャンピングカーはサイズが大きいために、洗車を億劫に感じる方が多いかもしれません。しかし、キャンパー厚木のモデルはミニバンに近いコンパクトサイズのため、比較的洗車しやすい部類です。定期的に洗車を行い、綺麗な状態を保っておけば査定額が上がるでしょう。
また、架装部分も重要です。普段から掃除機をかけたりテーブルや収納部分を拭いておけば、各箇所の劣化も防止できます。日常的な清掃はもちろん、査定前には特に念入りに手入れしておけば査定額アップに期待できるでしょう。
買取実績
他社査定額719万円
当社の買取額757万円
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売却先に迷ったらガレージカレントCampに依頼する
キャンピングカーは乗用車と作りが大きく異なるため、売却時には業者選びが重要です。キャンピングカーの買取実績がない、知識が少ない業者では、正しく査定できない可能性もあります。場合によっては本来の相場よりも低く買い取られてしまうかもしれません。
ガレージカレントCampはキャンピングカーを専門にした買取事業を行っています。さまざまなビルダーのモデルも日々査定しているため、専門知識とノウハウも豊富です。もちろん、キャンパー厚木のモデルを買い取った実績もあります。
また、日本全国どこへでも無料で出張査定可能なため、わざわざキャンピングカーを店舗までお持ち込みいただく必要もございません。キャンパー厚木のモデルを売却予定であれば、ぜひ一度ガレージカレントCampにご相談ください。
まとめ
キャンパー厚木のキャンピングカーは、他社のキャブコンにはないコンパクトさ、広いベッドスペースが魅力で、高い人気を誇っています。そのぶんリセールバリューも高い傾向にあります。
少しでも高く売りたい場合には、モデル名や年式を正確に把握して、査定の申し込み時にしっかりと伝えましょう。また、査定前には洗車や架装部分の掃除を怠らないことも大切です。さらに査定時にはスタッフとともに各設備の動作確認やベッドの展開を行なってください。しっかりと準備さえしておけば、満足のいく買取価格を提示してもらえるはずです。