初めてのキャンピングカー購入に向けて、内装のレイアウト選びで悩んでいる方も多いのではないでしょうか?例えば、4人家族の旅行に向いているのはバンコンとキャブコンどちらなのか、レイアウトにはどんな違いがあるのかなど、情報が多いからこそわかりにくい部分といえます。だからこそ、利用目的に合わせたキャンピングカー選びが重要です。キャブコンはゆったりと快適性を重視した作りが特徴で、バンコンは普段使いもできる汎用性があります。
この記事では、キャンピングカーの内装にどのようなレイアウトがあるのか、種類や特徴を詳しく紹介しています。それぞれのレイアウトが持つ利点と欠点を理解できれば、自分に合ったレイアウトで楽しい週末を過ごせるようになります。キャンピングカー購入前の参考に、ぜひ自分に合ったレイアウトを見つけてみてください。
キャンピングカーのレイアウトとは?
キャンピングカーのレイアウトは、キャブコンとバンコンで大きく異なります。キャブコンはカムロードをはじめとするトラックをベースにしています。運転席以外は架装部分のため、家の中のような広々とした空間で過ごすことが可能です。一方のバンコンは、ハイエースに代表される商用バンをベースとしており、扱いやすいボディサイズと選択肢の豊富さを持っています。
キャブコンのレイアウトで最大の特徴は、運転席上部にあるバンクベッドです。バンクベッドは階段を上がって使うため、スペースを有効活用できる点で優れています。また、お子さんがいる場合は冒険心をくすぐる装備です。車種によっては横並びで数人が寝られるだけの大きさが確保されており、高い快適性が備わっています。
バンコンのレイアウトは、常設ベッドの有無で大きく分かれます。具体的には、リアスペースにベッドボードを備えているモデルと、シートアレンジでフルフラットな空間にするモデルの2つです。扱いやすいボディサイズの反面、車内スペースはキャブコンほどではありません。キャンピングカーのどの部分に重きをおくかで、レイアウトの選択肢は絞られてくると考えておくと良いでしょう。
キャブコンの主なレイアウト
ここからは、キャブコンで見られる3つのレイアウトを紹介します。全体に共通した特徴として、基本的にマルチルームが設けられている点が挙げられます。マルチルームはその名の通り多様な使い方ができるスペースで、収納・トイレ・シャワールームなど使い方はさまざまです。また、どのような仕様にするかは購入時に選べる場合が多いため、旅先の姿をイメージしながらそれぞれのレイアウトをご確認ください。
中央ダイネット+常設ダブルベッド
キャブコンの中でトレンドとなっているレイアウトです。このレイアウトの魅力は、常設されたダブルベッドによる快適な寝心地です。また、車内中央のダイネットスペースは対面式になっているモデルが多く、ベッドに展開できるものもあるため、お子さんの友達を連れて行っても安心です。ダイネットテーブルは4人分の料理や飲み物が置けるだけのスペースがあり、使い勝手は十分です。代表的なモデルとしてナッツが製造するクレア5.3Xがあります。ダブルベッドの下は広大なラゲッジスペースになっているため、荷物の整理がしやすいというメリットもあります。
中央ダイネット+常設二段ベッド
最もオーソドックスなキャブコンのレイアウトで、安定した人気があります。ダブルベッドほどではありませんが、バンクベッドがあれば就寝場所に困ることはありません。大人一人で使ったり、子どもなら二人並んで使ったりとスペースは十分です。ダイネット部分は国産車と輸入車でレイアウトが異なります。国産車は対面式が多い一方で、輸入車はL字型のソファーが設置されているタイプがよく見られます。キャブコンの中でどんなモデルが良いかを探している方には、指標となるレイアウトです。
中央ダイネット+リアエントランス
現在のトレンドではないものの、ロングセラーモデルとして根強い人気があります。常設のベッドがない代わりに、広々としたダイネットスペースがあり、シーンに合わせてアレンジが楽しめるレイアウトです。例えば、バンテックが製造しているジルは、リアエントランスから入ると、トイレやシャワールームが備わっており、アウトドアを楽しんだ後の導線として優れています。また、中央のダイネット部分はリビングダイニングとして快適に過ごせるほか、シートアレンジにより就寝スペースにもなるため、家族での団欒にもぴったりです。
買取実績
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バンコンの主なレイアウト
ここからは、車中泊で人気が高まっているバンコンで採用されている3つのレイアウトを紹介します。トイレ付きのモデルも人気はありますが、年々マルチルームをつけない傾向が顕著です。バンコンに乗るなら、どの部分を優先すると自分たちが幸せになるか想像しながら、それぞれの特徴をご覧ください
中央ダイネット+常設ダブルベッド
バンコンの中ではトレンドになっているレイアウトです。このレイアウトを採用している代表的なモデルとして、トイファクトリーのバーデンがあります。ボディサイドに設置されたエアロウィンドウにより車内のスペースを拡大できるほか、断熱効果や防音効果がアップするなど複数のメリットを有しています。そのため、エアロウィンドウが必須です。付けない場合は、基本的に車中泊仕様になる点はおさえておきましょう。また、ラゲッジスペースに大人と子どもが並んで就寝できる常設のベッドを備えているため、快適性も十分です。中央のダイネットスペースは対面式のほか、フルフラットにもなるため、4人家族であれば連泊であっても何不自由なく過ごせます。バンコンの中で快適性を重視したいと考えている方に適したレイアウトです。
縦向き2段ベッド+リア個室
バンコンの中でも導線に優れたレイアウトです。代表的なモデルとしてレクビィのプラスDDがあります。特徴的なのは、横向きのソファシートからアレンジで2段ベッドに変えられる点です。就寝時にはフルフラットな空間とベッドが利用できるため、一人ひとりが快適に過ごせます。また、スペースが限られたバンコンでありながらリア個室が設けられているのも魅力です。トイレの設置が可能なため、長距離の移動時や災害時も安心して過ごせます。普段使いに加えて、万が一の際に備えておきたいと考える方は検討しておきたいレイアウトといえます。
ラウンジタイプ
ハイエースのワイドミドルボディによく使われているレイアウトです。代表的なモデルとして、かーいんてりあ高橋が製造するリラックスワゴンインフィニティがあります。ほかのレイアウトと比べてフラットな作りが特徴で、窓を塞ぐ障害物がなく明るい車内で過ごせる魅力があります。リビングルームのような開放感があるため、大人数での飲み会や旅先でのくつろぎスペースとして最適です。ただし、シートレイアウトが横向きで固定されており、車酔いしやすい方にはあまり向いていません。オートキャンプ場やRVパークなど、車中泊をメインにキャンピングカーを使いたいと考えている方に向いているレイアウトです。
まとめ
キャブコンとバンコンでは、それぞれ異なる特徴を持ち、ビルダーやレイアウトによっても得られるメリットは変わります。そのため、一つのモデルだけで購入を進めずに、比較して検討することが大切です。そこで、キャブコンとバンコンの両方で見積もりを取ることをおすすめします。キャブコンは作り込まれた架装部分により、快適な旅行が可能です。一方のバンコンは普段使いからキャンプまで幅広い用途に適しています。レイアウトはキャンピングカーを選ぶ上で非常に大切な要素です。将来の査定額にも影響を及ぼすため、自分に合ったモデルを選び、快適なキャンピングライフを送りましょう。