キャンピングカーをレンタルしようとしたとき、どのようなモデルを選べば良いのか、注意すべきことがあるのかわからないことも多いのではないでしょうか。今回は、キャンピングカーを借りるときに気を付けるポイントや料金の相場、おすすめボディタイプを紹介します。キャンピングカーをレンタルするときの参考にしてみてください。
キャンピングカーをレンタルしようとしたとき、どのようなモデルを選べば良いのか、注意すべきことがあるのかわからないことも多いのではないでしょうか。今回は、キャンピングカーを借りるときに気を付けるポイントや料金の相場、おすすめボディタイプを紹介します。キャンピングカーをレンタルするときの参考にしてみてください。
キャンピングカーのある生活を検討し始めたときは、まずレンタルして実際に車中泊してみることをおすすめします。
キャンピングカーは、一般的な乗用車よりも高額な車です。また、キャンピングカーを購入すると、車そのものの点検や整備だけでなく、内装設備のメンテナンスなどもしなければなりません。さらに、キャンピングカーを利用する頻度が少ない場合には、購入よりもレンタルの方が出費を抑えられることもあります。そのため、キャンピングカーを購入する前に一度レンタルして、使い勝手の確認や今後頻繁にキャンプやアウトドアなど車中泊するかどうか判断することをおすすめします。
加えて、キャンピングカーには、キャブコンやバンコン、軽キャンパーなど、さまざまなボディタイプがあります。これらのさまざまなボディタイプを試すことができるのもレンタルの特徴です。どのボディタイプのキャンピングカーが自分に合っているのかレンタルで確かめておくと、購入するときに悩みが減ります。
キャンピングカーは、ボディサイズが大きく、現在保有している免許で運転できるのか不安になることがあるでしょう。実は、キャンピングカーの多くは普通免許で運転することができます。ただし、輸入車のキャンピングカーやバスをベースにしたキャンピングカー(バスコン)など一部モデルは、中型免許などが必要になるため、大型のキャンピングカーを検討しているときは、現在の免許で運転できる車の種類を確認しておきましょう。
また、車両総重量750kg以上のキャンピングトレーラーをけん引する場合には、けん引免許が必要です。キャンピングトレーラーを検討しているときは、けん引免許が必要がどうか確認しましょう。
キャンピングカーは、購入する前にレンタルして実際に使ってみると、購入時の悩みが減ったり、キャンピングカーのある生活が具体的になったりすることから、レンタルしておくのがおすすめなのです。
キャンピングカーをレンタルするときには、ボディタイプや停められる場所などを知っておくことが大切です。また、停車中のマナーや運転で気を付けなければならないことなどもあります。ここからは、キャンピングカーをレンタルするときの注意点を5つ紹介します。
キャンピングカーをレンタルするときは、ボディタイプを把握しておくことがポイントとなります。それぞれのボディタイプごとの特徴は次のとおりです。
キャブコンとは、キャブコンバージョンの略で、前席から後ろがシャシー(骨組み)になっている商用トラックの荷台にシェル(居住空間)を載せたキャンピングカーです。前席上部の就寝スペースであるバンクベッドや居住空間にゆとりがあることが特徴となっています。また、室内の装備が充実していることもポイントです。4~5名で利用するのであれば、キャブコンが良いでしょう。
バンコンは、バンコンバージョンの略で、トヨタ ハイエースや日産 キャラバンなどの商用バンをベースにしたキャンピングカーです。ベース車両からボディサイズがほとんど変わらないため、運転しやすいキャンピングカーとなっています。2~3名で利用する際におすすめです。
軽キャンパーは、軽自動車をベースにしたキャンピングカーで、軽自動車規格に収まっているタイプと軽自動車規格を超えるタイプの2種類があります。いずれも軽自動車がベースになっていることから、運転しやすいという点がメリットです。しかし、室内空間が狭く、就寝スペースや室内の装備が最低限になってしまうことがデメリットとなります。軽キャンパーは、1~2名で利用する場合におすすめです。
それぞれのボディタイプの特徴を理解して、自分に合ったキャンピングカーを選ぶようにしましょう。
キャンピングカーの運転では「急」操作が厳禁です。
キャンピングカーは、居住スペースや多くの室内装備を載せているため、一般的な乗用車よりも重量があります。また、バンクベッドが装備されているタイプは高さも高くなります。そのため、急ブレーキや急ハンドルなど「急」操作をすると、室内の荷物が崩れたり、横転事故を起こしたりする危険性が高いです。キャンピングカーの運転をするときは、乗用車と別の乗り物であることを意識して、慎重な運転を心がけましょう。
走行中は、必ず全席シートベルトを着用してください。シートベルトを着用していなければ、万が一の時に身体が動いてしまい、車外放出の事故に繋がる可能性もあります。また、法律により全席シートベルト着用が義務付けられています。走行中は、必ず乗員全員がシートベルトを着用しましょう。
車中泊やキャンプをする場所は事前に調べておきましょう。
キャンピングカーは、車であるものの一般の駐車場に停められないケースや車中泊できない場合があります。また、原則として道の駅やPA(パーキングエリア)での車中泊は遠慮するよう案内されています。
キャンピングカーで車中泊できる場所は限られているため、事前に調べておきしましょう。
キャンピングカーで車中泊するときは、環境保護の観点や周囲に迷惑をかけないために、基本的にアイドリングを控えるよう案内されています。そのため、停車中は冷暖房を使うことはできませんが、サブバッテリー等で動かすことのできるエアコンやFFヒーターが備わっている場合は、室内を過ごしやすい状態で維持することができます。また、キャンプ場によっては夜が寒くなる場所もあるため、防寒具を常備しておくことをおすすめします。
レンタルにおすすめのキャンピングカーは、乗車人数や車中泊する人数によって異なります。もし、初めてキャンピングカーを借りるのであれば、運転がしやすいバンコンや軽キャンパーがおすすめです。乗車人数および寝泊まりする人数が、3人前後の場合にはバンコン、1〜2人程度の場合には軽キャンパーが良いでしょう。
乗車・寝泊まりする人数が多い場合や広い室内空間を求めるとキャブコンが良いと考えてしまいます。しかし、キャンピングカーならではの重い車の運転に慣れていない状態でキャブコンを借りてしまうと、運転が難しいと感じてしまう可能性があるでしょう。したがって、初めてキャンピングカーをレンタルするときは、乗用車の運転感覚に近いバンコンや軽キャンパーから始めるのがおすすめです。
キャンピングカーをレンタルするときに気になる料金は、ボディタイプによって異なります。ボディタイプごとの1日あたりのレンタル料金の相場は次のとおりです。
【キャブコン】
平日:25,000円前後/1日
土日祝:30,000円前後/1日
ハイシーズン:35,000円前後/1日
【バンコン】
平日:15,000円前後/1日
土日祝:20,000円前後/1日
ハイシーズン:25,000円前後/1日
【軽キャンパー】
平日:10,000円前後/1日
土日祝:12,000円前後/1日
ハイシーズン:15,000円前後/1日
ハイシーズンの料金は、年末年始、GW(ゴールデンウィーク)、お盆休みなど、長期休暇の料金です。また、長期間にわたりレンタルと、期間に応じて割引されるケースもあります。詳しい料金は、それぞれの店舗に問い合わせて確認するようにしてください。
キャンピングカーは、まずレンタルをして使い勝手や自分に合ったボディタイプを確認することが大切です。また、自動車税や車のメンテナンスを考慮すると、購入よりレンタルの方が出費を抑えられることもあるでしょう。キャンピングカーのある生活を考え始めたときは、まずレンタルして車中泊やキャンプを経験してから、購入を検討することをおすすめします。
キャンピングカーのレンタルについてQ&Aでまとめました。レンタルキャンピングカーを検討しているときの参考にしてみてください。