手に入れやすい価格で運転しやすい軽キャンピングカーは、売却するときにも高値になりやすいという傾向にあります。今回は、軽キャンピングカーのリセールバリューが良い理由や高く売るコツなどについて解説します。軽キャンパーの売却を検討している方は、参考にしてみてください。
手に入れやすい価格で運転しやすい軽キャンピングカーは、売却するときにも高値になりやすいという傾向にあります。今回は、軽キャンピングカーのリセールバリューが良い理由や高く売るコツなどについて解説します。軽キャンパーの売却を検討している方は、参考にしてみてください。
軽キャンピングカー(軽キャンパー)は、軽自動車をベースにしたキャンピングカーです。
軽自動車規格に収まるモデルもあれば、軽自動車規格をオーバーするモデルもあります。いずれもベースとなっているのは既存の軽自動車です。そのため、運転がしやすく、扱いやすいということが魅力となっています。
また、普通車のトラックや商用バンをベースとした大型のキャンピングカーより車両価格が安いこともポイントです。さらに、手放すときもリセールバリューが高いことが特徴です。
軽キャンピングカーは、なぜ高値で買い取りされるのでしょうか。ここからは、軽キャンピングカーを売却するときの相場が高い理由について解説します。
軽キャンピングカーは、ベースとなる軽自動車のリセールバリューが良いため高く売れます。
軽自動車は、運転がしやすく、税金やメンテナンスなどの維持費が安いことから人気が高いです。また、頭上空間が広く、室内空間にゆとりがあるハイトワゴンやスーパーハイトワゴンは、軽自動車にもかかわらずファミリーカーとして利用できたり、キャンプや車中泊に使えたりすることからリセールバリューが高い傾向にあります。
加えて、コロナ禍の影響やキャンプ人気により、手軽に始められる軽キャンピングカーの需要も増加しています。そのため、キャンピングカー仕様の軽自動車のリセールバリューが高いのです。
キャンピングカー仕様の軽自動車は、架装された部分の価値が高く評価されやすいことから、リセールバリューが高いです。
軽キャンピングカーは、乗用の軽自動車よりも装備品が多く、軽自動車1台で生活できてしまうほどのアイテムが備わっているタイプもあります。生活に必要な装備が架装された付加価値が高い車であるため、リセールバリューが高いのです。
軽キャンピングカーの中古車の需要が高いことも、リセールバリューが良い理由のひとつです。
近年、キャンプや車中泊の流行により、キャンピングカーそのものの需要が高まっています。加えて、ソロキャンと言われる一人でのキャンプも人気です。そのため、ひとりでのキャンプに最適で、手軽に始められるキャンピングカーとして軽自動車ベースのものが評価されています。
しかし、新車で軽キャンピングカーを購入しようとすると、購入費が高かったり、納車まで時間がかかったりします。いち早くキャンピングカーを手に入れたいと考えた場合は、中古の軽キャンピングカーが狙い目です。そのため、中古の軽キャンピングカーの需要が高くなっているといえます。
需要が高くなれば、中古車は販売価格を上げても売れるため、リセールバリューも高くなるのです。
軽キャンピングカーは、大きく分けると「バンコン」、「キャブコン(黄色8ナンバー)」、「キャブコン(普通車8ナンバー)」、「トラックキャンパー」の4種類です。ここからは、各軽キャンピングカーの特徴や代表的なモデルを紹介します。
バンコンは、ワンボックスタイプの軽自動車をベースにした軽キャンピングカーです。軽自動車規格に収まるサイズになっていることが多く、ポップアップルーフやエレベータールーフなど可動式のルーフを採用しているタイプが一般的となっています。
代表的なモデルは、ナッツRVのスピナです。軽ワンボックスのNV100クリッパー/エブリイをベースに作られたスピナは、対面ダイネットを採用し、斜めに持ち上がるポップアップルーフを装備するタイプも選ぶことができます。見た目はベース車両から大きく変わらないものの、室内は上質感ある家具やフラットになるキャビンスペースなどを装備しています。サイズは大きくないものの、居心地が良く使い勝手に優れるバンコンです。新車販売価格は税込で225万7,200円〜304万9,200円となっています。
キャブコン(黄色8ナンバー)は、軽トラックをベースに作られた軽自動車規格に収まるキャブコンです。軽自動車規格に収まるサイズであるため、運転しやすいキャンピングカーとなっています。
代表的なモデルは、インディアナRVのインディ727です。断熱性と軽量化を両立するアルミニウムパネルを採用したキャブコンとなっています。一般的にキャブコンは、バンクベッドが装備され、前席の頭上で就寝することがほとんどです。しかし、軽自動車規格のインディ727にはバンクベッドがありません。その代わりにFRP製のポップアップルーフを装備し、室内空間を拡大できるようになっています。新車販売価格は税込みで314万円〜354万円と車両本体価格が300万円を超えるものの、価格以上の価値や楽しさを感じられるでしょう。
キャブコン(普通車8ナンバー)は、軽トラックをベースにした普通車8ナンバー登録となるキャンピングカーです。キャビンスペースの幅が拡大され、バンクベッドが装備されていることから、普通車登録となります。軽自動車規格を超えてしまうものの、軽自動車サイズのキャンピングカーより室内空間が広くなっていることが特徴です。
代表的なモデルは、JP STAR Happy1+です。バンクベッドが装備されているため、就寝スペースや荷物置き場に困ることがありません。また、高さがあるキャビンスペースによって室内が広く感じられます。さらに、ソーラーパネルによるサブバッテリーへの充電やLED照明などにより、利便性に優れていることも特徴です。新車販売価格(車両本体価格)は税込360万円、その他オプションを装備すると500万円以上になります。高額な軽自動車ベースのキャンピングカーですが人気が高いモデルです。
トラックキャンパーは、軽トラックの荷台にキャビンスペースを積載したキャンピングカーです。軽キャブコンより手頃な価格であることや軽トラックを購入した後にキャンピングカー仕様に架装できるという特徴があります。
代表的なモデルは、MYSミスティックのMini POP Beeです。スズキ キャリアやトヨタ ピクシストラックなど、さまざまな車両に対応しています。ポップアップルーフ、吸水・排水タンク、サブバッテリーなど、軽キャブコンに引けを取らないアイテムが装備されていることが特徴です。新車販売価格はベース車両によって異なりますが、税込で339万2,400円〜388万1,400円となっています。
キャビンスペースを荷台に積載するトラックキャンパーは、キャブコンよりもリセールバリューが高くないため、手に入れやすい価格になっていることが多いです。また、見た目が軽キャブコンと似ているため、購入の際はキャブコンとトラキャンを間違えないよう注意しましょう。
ここからは、軽キャンピングカーを高く売るためのコツや注意点を紹介します。
軽キャンピングカーをより高く買い取りしてもらうためには、ビルダー名やモデル名、装着されている装備やオプションなど、車両の情報をなるべく細かく買取スタッフに伝えることです。車両の詳細を伝えることで、プラス評価になる可能性が高まります。
軽キャンピングカーの査定前に、装備品の動作確認をしておきましょう。装着されているアイテムに不具合があると、買取評価が下がってしまう可能性があります。事前に装備品の動作確認をして、不具合がないようコンディションを整えておくとよいでしょう。
また、車そのものの動作確認やメンテナンスを欠かさないようにしておくのも高価買取のポイントです。装備品の動作に問題がなくても、走行に不具合があると買取評価が下がってしまいます。車全体の動作確認をして、トラブルがない状態で買取査定を受けるようにしましょう。
外装や内装の状態も買取に影響する要素です。そのため、少しでも高く買い取ってもらうために日頃から外装や内装をきれいな状態に保っておくことが大切です。また、査定前には洗車や車内掃除をしておくことをおすすめします。車がきれいな状態であれば、大切に扱われてきたことが買取スタッフに伝わり、プラス評価される可能性が高くなります。
キャンピングカーの需要が高まる時期に売却すると、高い評価額になることがあります。キャンプや車中泊の需要が高くなる時期は、7月末〜8月つまり夏休みシーズンです。
夏の長期休暇は、キャンプや車中泊を楽しみたいと考える人が増えます。そのため、キャンピングカーの需要が高まり、リセールバリューも高くなるのです。より高い価格で売却したいのであれば、夏休みシーズンの少し前を狙いましょう。
売却先に悩んだら、キャンピングカーを高価買取しているキャンピングカーラボに査定の依頼をしましょう。
キャンピングカーラボは、キャンピングカーの買取実績が豊富で、軽キャンピングカーの買取も得意としています。実際の買取事例は、次のとおりです。
【ダイハツ ハイゼット(キャブコン、黄色8ナンバー)】
・買取額:290万円
・査定時期:2022年7月
・年式と走行距離:平成29年、25,400km
【ホンダ アクティトラック(トラックキャンパー)】
・買取額:35万円
・査定時期:2022年7月
・年式と走行距離:平成27年、34,800km
【スズキ エブリイワゴン(バンコン)】
・買取額:122万円
・査定時期:2022年4月
・年式と走行距離:平成31年、22,800km
【日産 NV100クリッパーバンGXターボ(バンコンポップアップルーフ)】
・買取額:200万円
・査定時期:2022年7月
・年式と走行距離:令和2年、5,400km
このように、さまざまなボディタイプの軽キャンピングカーの買取実績があります。どこに買取してもらえば良いのか悩んだときは、まずキャンピングカーラボにお問い合わせください。
軽キャンピングカーは、手が届きやすい価格や運転のしやすさが魅力のキャンピングカーです。気軽にキャンプに出かけられる軽キャンピングカーは、一人でのキャンプ(ソロキャン)に適しています。しかし、家族や友人同士とのキャンプには向いていません。多くの仲間とキャンプを楽しみたいと考えたら、キャンピングカーラボで軽キャンピングカーを高価買取してもらい、普通車のバンコンやキャブコンにステップアップしましょう。
軽キャンピングカーについて、よくある質問をまとめました。軽キャンピングカーの売却を考えている方は参考にしてみてください。