「キャンピングカーに電子レンジは必要なの?」と疑問に感じていませんか?快適性を上げる装備として見聞きするものの、具体的なメリットやデメリットは話だけでは想像しにくいものです。結論からお伝えすると、電子レンジを設置すると多くのメリットがあります。特に家族で旅行をする際には、大きな恩恵をもたらしてくれるでしょう。
この記事では、キャンピングカーに電子レンジを設置して得られるメリットと、注意点を具体的に解説します。キャンピングカーを購入した後の家族との過ごし方をイメージできるようになるため、ぜひ最後までご覧ください。
キャンピングカーの電子レンジはどのように使うのか?
キャンピングカーで電子レンジを使うためには、サブバッテリーとインバーターが必要です。また、RVパークやオートキャンプ場など、外部電源が使える場所でも家と同じように使用できます。サブバッテリーとインバーターを用意する場合、一定の条件をクリアしなければ快適に電子レンジを使えません。
具体的には、100Aのサブバッテリーを2個以上、正弦波対応かつ1500KW以上のインバーターが必要です。例えば、家庭で電子レンジとエアコンやドライヤーを同時に使っていて、ブレーカーが落ちた経験がある方は多いでしょう。電子レンジは家電の中で消費電力が大きい部類に入るため、快適に使うためには環境を整える必要があります。その反面、サブバッテリーの残量に注意しながら適切な使い方ができれば、多くのメリットを得られます。
なお、電子レンジを選ぶ際には、オーブンやトースターもできる多機能モデルよりも、シンプルに温めるだけの単機能モデルの方がキャンピングカーには適しています。なぜなら、多機能モデルはサイズが大きく、置き場所に困る事態が危惧されるためです。現在は、多くのビルダーが電子レンジをオプションとして用意しているため、自分に合ったものを選んでキャンピングカーライフを充実させましょう。
電子レンジのメリットとデメリット
ここからは、電子レンジをキャンピングカーに設置して得られるメリットと、気をつけたいデメリットを紹介します。
キャンピングカーを使った旅行に必要かどうかの判断材料となるため、1つずつ内容を確認してみてください。
メリット
まずは、電子レンジを設定して得られる3つのメリットを解説します。特に、お子さんがいる家庭では多くのメリットが感じられるでしょう。
火を使う必要がない
キャンピングカーで電子レンジが使えるメリットの1つに「火を使う必要がない」が挙げられます。車中泊でRVパークを利用したり、旅行の道中で道の駅へ立ち寄ったりした時に、火を使わずに短時間で調理ができるのは、電子レンジならではです。キャンピングカーでは火を使った調理もできますが、換気の問題があります。もし、不十分な状態で火を使ってしまうと、煙が充満し一酸化炭素中毒になるリスクがゼロではありません。その点、電子レンジであれば火気に伴うリスクを下げられ、簡単に調理が可能です。旅先で購入したお弁当や惣菜を温かい状態で食べられるのは、便利かつ大きなメリットといえます。
料理の手間を大幅に削減できる
電子レンジがあれば、温めるだけの簡単調理ができるため、料理の手間を大幅に軽減できるメリットがあります。料理の時間が節約できれば、ほかのことに時間が使えるようになり、家族との非日常体験をより満喫できるでしょう。また、火を使うよりも用意する調理器具が減らせるのも嬉しいポイントです。キャンピングカーは普通車よりも快適に過ごせる作りがなされていますが、スペースは限られています。荷物が多いとその分、居住スペースの圧迫につながるため、電子レンジがあれば食器類を必要最小限に抑えて、快適性が担保できます。さらに、ゴミを捨てるだけになるなど、後片付けが簡単なのも、電子レンジがあればこそのメリットです。
売却時の評価が高くなる
電子レンジが付いていると、もし将来的にキャンピングカーを手放すことになった場合、査定額が高くなります。なぜなら、キャンピングカーを購入する際に、多くのユーザーは快適性や利便性を求める傾向にあり、充実した設備の需要が高いためです。用意されているオプションは数多くありますが、その中でも電子レンジは車内での食事や調理を簡単にする装備であり、必要不可欠ともいえます。例えば、同じグレードのキャンピングカーが2台並んでいる場合、電子レンジが付いている車と付いていない車では、後者の方が価格は低い傾向です。それだけアピールしやすい装備品ともいえるため、乗っている間の満足感はもちろん、価値を高める投資としても有効です。
デメリット
ここからは、電子レンジの設置によって生じるデメリットを3つ紹介します。お金や物理的な問題のため、許容できる内容なのかご確認ください。
費用がかさむ
キャンピングカーで電子レンジを使うためには、インバーターとサブバッテリーが必要なため、20万円程度の費用を見ておかなければなりません。インバーターは、電子レンジをはじめとする家電製品をキャンピングカーの中で使えるように変換する機器です。そのため、サブバッテリーとのセットが必須となります。それぞれキャンピングカーのビルダーでオプションとして用意されており、合計で20万円前後です。加えて電子レンジ本体の料金も上乗せされます。売却時の査定額にどれほどプラスの影響が出るのか、ビルダーに確認すると費用対効果がわかり、より検討がしやすくなります。
使用時間が意外と短い
キャンピングカーで電子レンジが使える時間は、自宅で使う時よりも意外と限られています。サブバッテリーの容量と電子レンジの消費電力によって実際の使用時間は変わりますが、あまり長い時間は使えません。例えばサブバッテリーの容量が100Ah、電子レンジの消費電力が1000Wの場合、使用できるのは30分程度です。また、サブバッテリーは使いすぎると寿命が短くなってしまうため、長く使う意味でも電子レンジの使用時間は抑えた方が賢明です。ほかの電化製品との併用は避けて計画的に利用すれば、温かい料理を楽しめます。
場所の確保が難しい
電子レンジをキャンピングカーに設置する際、場所の確保は容易ではありません。なぜなら、キャンピングカーの車内は意外とスペースが限られているためです。ギャレーや収納家具など、動かせないものが多いため、追加で電子レンジを置ける場所と、電子レンジのサイズは限定されます。最近では、スペースが確保されたキャンピングカーもあるため、電子レンジの設置に前向きな場合は、設置を前提に作られたモデルを探すと良いでしょう。
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電子レンジの購入や取り付けはビルダーに相談しましょう
「電子レンジは後から自分で用意すれば良い」と考えている方もいるかもしれませんが、ビルダーに相談した方が賢明です。8ナンバー登録のキャンピングカーは、調理ができる熱源があることが必須要件となっています。つまり電子レンジがあれば、ガスコンロやIHコンロがなくても車検は通るのです。車検を通すためには、購入する時点で電子レンジやコンロなどの調理熱源が必要なため、ビルダーに相談した方が一度のやりとりで済みます。また、固定の問題もあるため、自分で購入・設置するのではなく、キャンピングカーを購入するビルダーに相談しましょう。
まとめ
キャンピングカーに電子レンジを設置すると、簡単かつすぐに調理ができるというメリットが得られます。用意する調理器具や食器も少なく済むため、車内のスペースを有効利用できるのも嬉しいポイントです。設置にはインバーターやサブバッテリーが必須のため、費用を上乗せしなければなりません。どれくらい使うのかを普段の生活から想定すると、費用対効果のイメージが掴みやすくなります。必要性を検討し、ビルダーに一度相談することをおすすめします。
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