キャンピングカーのマッシュの購入を検討していたものの、生産終了の話を聞いて購入を迷っている方もいるのではないでしょうか。マッシュは、使い勝手のよいコンパクトキャブコンとして今も高い人気を博しています。しかし、中古車として購入するためにさらに情報がほしい方も多いでしょう。
そこでこの記事では、キャンピングカーマッシュの特徴やタイプ別の違いについて解説します。リセールバリューが高い理由についても紹介するため、マッシュの魅力を具体的に理解できるようになるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
キャンピングカーのマッシュの購入を検討していたものの、生産終了の話を聞いて購入を迷っている方もいるのではないでしょうか。マッシュは、使い勝手のよいコンパクトキャブコンとして今も高い人気を博しています。しかし、中古車として購入するためにさらに情報がほしい方も多いでしょう。
そこでこの記事では、キャンピングカーマッシュの特徴やタイプ別の違いについて解説します。リセールバリューが高い理由についても紹介するため、マッシュの魅力を具体的に理解できるようになるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
キャンピングカーのマッシュは、国内ビルダーのナッツRVが製造・販売していたコンパクトキャブコンです。ボディには、FRPとアルミニウムのハイブリッドシェルを採用し、軽量でありながらも断熱性に優れた作りで、新車販売を終えた今でも話題に上がるほど人気が高いモデルです。
マッシュのベース車輌は日産のバネットです。バネットはマツダボンゴのOEMとして販売され、マッシュもボンゴの優れたスペックと仕様をそっくりそのまま受け継いでいました。
ところが、ベースのボンゴはマツダの方針転換に伴い2020年8月に生産終了を迎え、バネットもマッシュも同じ歴史を辿ります。生産終了の理由としては、バネットに代わる最適なベース車輌が見つからなかったことをナッツRVは発信しています。
マッシュは、キャンピングカーの歴史に名を残す名車として、今も多くのファンに愛されているキャブコンです。
ここからは、キャンピングカーのマッシュがもつ特徴を3つ紹介します。
マッシュ最大の特徴といえるのが、優れた取り回し性能です。全長4,870mm・全幅2,000mm・全高2,700mmとキャブコンらしいボディサイズでありながら、ホイールベースが2,220mmと短く小回りが利きます。同じキャブコンのベース車輌であるカムロードのホイールベースは2,545mmで、比較すると300mm以上短く、その分取り回しが容易です。
一方で、リアのトレッドを広げる措置がとられていないため、少しでもスピードを出すと横転しそうになります。実際に試乗で確認したところ、不安になるシーンは少なくありませんでした。高速道路や山道など、遠出する際の運転には十分な注意が必要です。
キャンピングカーの快適性向上において重要なのは最大積載量です。ベースのバネットは、2WD車で1,150kg、4WD車で1,000kg。同じくキャンピングカーのベース車輌として有名なタウンエースは800kgであり、比べると200kgも最大積載量が多いことがわかります。シェルを豪華にするには十分な仕様でしょう。
シェルとは居住部分を指し、ベッドやキッチンなどの主要な設備が集まるキャンピングカーとしての価値を決める部分です。マッシュは最大積載量に余裕があるため、コンパクトキャブコンの中でも充実した装備と、広々とした空間を誇っています。
マッシュは、リセールバリューが高い点も見逃せないポイントです。新車価格が460〜470万円程度だったにもかかわらず、中古車は500万円前後で販売されているケースが多くみられます。
実際にガレージカレントCampでも、2023年6月に2014年式(平成26年)のマッシュ・タイプAを300万円で買い取っています。新車の販売が終了して3年が経ちますが、それでもまだまだ高値を維持しているのは人気モデルの証です。
バネットやボンゴがベースのコンパクトキャブコンは、AtoZのアミティとナッツRVのマッシュ(OEMの東和モータース・カービィ含む)が人気を博しており高値で取引されています。しかし、ほかのモデルにはそれほどよい値がついておらず、バネットやボンゴがベースだからといって無条件に高くなるわけではありません。
マッシュは、架装部分のデザインや取り回し性能など、トータルでの仕上がりの良さが評価されているからこそ、高いリセールバリューを維持しているといえるでしょう。
ここからは、マッシュのタイプの違いについて紹介します。
タイプXは、常設のダブルベッドとリアのマルチルームが特徴的な二人旅に適したモデルです。ベッド下には広い荷物スペースがあり、スマートに収納できます。また、L字型のソファを備えているほか、窓も多く、ゆったりとくつろげる空間が確保されています。
タイプWは、マルチルームとリアの常設二段ベッドが特徴のファミリーユースに適したモデルです。マルチルームはFFヒーターの吹き出し口が備わっており、ポータブルトイレやシャワーを設置できます。
ダイネットは対座式で、4人でテーブルを囲んで食事したり、談話したりできるレイアウトです。また、フルフラットにすればベッドにもなるため、お子さんであれば足を伸ばして寝るだけのスペースが確保されています。
タイプAは、3つのタイプで唯一マルチルームを省いた広いダイネットスペースが特徴のファミリーユースモデルです。リアに常設の二段ベッドを採用し、4人がいつでも横になれます。また、ベッドマットは取り外しできて荷物スペースとしても活用できるため、利用シーンに応じたレイアウト変更が可能です。
マッシュをはじめとしたコンパクトキャブコンは、扱いやすいボディサイズで取り回しがよく、価格も手頃なモデルが多いため、多くのユーザーから支持されています。しかし装備の面で見劣りしてしまう部分があるのも事実です。特に快適性に大きく影響するエアコンの搭載が難しい点は大きなデメリットといえるでしょう。
そこで最近では、12Vタイプのエアコンを搭載したコンパクトキャブコンが主流になりつつあります。12Vタイプのエアコンは、サブバッテリーだけで稼働できるためインバーターを用意する必要がありません。そのため、導入が抑えられるというメリットもあります。
たとえば、AtoZが製造・販売しているアレンLEは、12Vタイプのエアコンを搭載したコンパクトキャブコンとして注目されているモデルです。室外機をサイドスカートに収納し、従来のコンパクトキャブコンの弱点を見事に克服しています。
快適性が強化されたモデルが登場してきている今、エアコンがついていないマッシュの評価も雲行きが怪しくなっているのが実態です。高価買取がいつまで続くのかも見通しが難しくなっています。
キャンピングカーのマッシュは、新車販売を終えた今でも高く評価されています。ベースのバネットはホイールベースが短く小回り性能に優れているため、キャンピングカーを初めて運転する方でも不安なく扱えるでしょう。また、使い勝手のよい内装も魅力の一つで、3つのレイアウトから自分に最適なものを選択できるのも嬉しいポイントです。
リアのトレッドを広げられないためにぐらつきやすい点やエアコンの装備がない点はデメリットですが、キャンピングカーの最初の一台としては、適したモデルといえます。リセールバリューも高いため、期間を決めて購入を検討するのも一つの手です。ガレージカレントCampでは、キャンピングカーの豊富な買取実績があります。独自のノウハウを活かし、車輌の価値を見極めます。売却を検討する際には、お気軽にご相談ください。
ここからは、キャンピングカーのマッシュに関する3つの質問に回答します。あなたの疑問解決に役立ててください。