キャンピングカーを中古で購入しようとしたとき、どこで買えば良いのでしょうか。今回は、中古キャンピングカーの購入先や購入するときにチェックしておくべきポイントを解説します。キャンピングカーを中古で買うときの参考にしてみてください。
キャンピングカーを中古で購入しようとしたとき、どこで買えば良いのでしょうか。今回は、中古キャンピングカーの購入先や購入するときにチェックしておくべきポイントを解説します。キャンピングカーを中古で買うときの参考にしてみてください。
中古キャンピングカーは、主に「キャンピングカー専門店」とキャンピングカーの「ビルダー」で購入できます。
キャンピングカー専門店の主な業者はフジカーズなどです。ビルダーにはナッツRVやバンテックなどがあります。
これらキャンピングカー専門店やキャンピングカーの製造を行うビルダーでは、新車だけでなく、中古車の販売もしていることがほとんどです。そのため、中古のキャンピングカーを購入したいときは、キャンピングカー専門店かビルダーに問い合わせるとよいでしょう。
中古のキャンピングカーには、トラックのシャシー(骨格)をベースにしたキャブコン(キャブコンバージョン)、ハイエースやキャラバンをベースにしたバンコン(バンコンバージョン)、軽バンや軽トラックをベースにした軽キャンパーなどがあります。
キャンピングカー専門店やビルダーでは、先述した多種多様の中古キャンピングカーを取り揃えている場合が多く、展示場を併設している店舗であれば、実際に車を見ながら自分に合ったモデルを探すことができるでしょう。
ここからは、キャンピングカー専門店とビルダーの特徴を解説します。
キャンピングカー専門店の中古キャンピングカーは、一般的な車の買取店のように、すでに市場に出回っているキャンピングカーを買い取り、再販売していることが特徴です。
中古のキャンピングカーは、新車よりも安く買うことができたり、新車よりも納車までの期間が短かったりするため(新車の場合は数ヶ月から1年ほどの納期がかかることが多いです。)、すぐにでもキャンピングカーを手に入れたい場合には、キャンピングカー専門店で中古車を探すとよいでしょう。
また、キャンピングカー専門店では、さまざまなメーカーの新車キャンピングカーやオリジナルのキャンピングカーも販売しています。よって、中古キャンピングカーだけでなく、新車も見てみたい方には、キャンピングカー専門店がおすすめといえるでしょう。
ビルダーは、キャンピングカーの製造や販売を主としています。そのため、中古のキャンピングカーは、新車のキャンピングカーに乗り換える際に下取った車両を販売しているケースが多いです。
一般的な車の販売店に例えると、新車販売ディーラーがビルダーにあたり、ディーラーで販売している中古車がビルダーで取り扱っている中古キャンピングカーといえるでしょう。
そのため、ビルダーの中古車には、ビルダーが製造販売してメンテナンスをしてきた「認定中古車」も用意されていることがあります。キャンピングカーの製造・販売を専門としているビルダーが認める中古車であれば、何かあったときのアフターフォローも充実しているといえるでしょう。
中古のキャンピングカーを購入するときには、一般的な車の購入と異なる注意点があります。ここからは、中古でキャンピングカーを買うときの注意点やチェックポイントを解説します。初めて中古のキャンピングカーを購入するときの参考にしてみてください。
中古のキャンピングカーを購入する際には、内装の状態を細かくチェックしましょう。内装のパーツ、シートや家具などにキズ・汚れがついている場合、丁寧な取り扱いをされていなかったり、ペットを乗せたりしていた可能性があります。
特に注目すべきポイントは、床、ベッド、家具、カーテンなど、手が届く場所や足を踏み入れるところです。手が届き、足を踏み入れる場所にキズや汚れがある場合には、メンテナンスが行き届いてない可能性が高いため注意しましょう。
キャンピングカーは、一般的な乗用車よりも室内の装備や車外に装着されているアイテムが多いです。そのため、装備品に不具合やトラブルがないか、動かすことができるかなど、動作確認を必ず行いましょう。
特に、室内の電化製品は正常に動作するかチェックしておいてください。電化製品が動かなければ、車中泊をするときに非常に不便です。よって、キャンピングカーライフを満喫できなくなってしまいます。
楽しいキャンピングカーライフを送るためにも、必要な装備品が付いているか、装備品の動作に不具合がないか確認しておきましょう。
雨漏りのチェックも欠かさずにしておきましょう。
特にキャブコンの場合は、ベース車両と居住空間のキャビンを繋いでいる部分のコーキングの劣化によって、雨漏りする可能性が高いです。バンクベッドのマットの下、車高灯の取り付け部、ボディとの繋ぎ目など、接続部分を細かく見て雨漏りしていないか確認しておきましょう。
バンコンの場合、ボディに穴を空けたり、切断したりしていなければ、雨漏りの心配はありません。ただし、ボディに手を加えたり、換気扇などをつけたりする加工がしてある場合は、繋ぎ目から雨漏りする可能性があります。ボディ加工されたバンコンの場合、雨漏りについて重点的にチェックしましょう。
リセールバリューが高いキャンピングカーの代表的なベース車両は、トヨタ カムロード、トヨタ ハイエース、スズキ エブリイなどです。中古キャンピングカーを購入するときは、これらをベース車両としているモデルを選んでおくことをおすすめします。
また、ビルダーもリセールバリューに影響します。一般的にリセールバリューが高いビルダーは、バンテック、レクビィ、ナッツRV 、トイファクトリー、AtoZなどです。知名度が高く、信頼性の高い有名ビルダーのキャンピングカーは、中古車市場で高く評価される傾向があります。中古キャンピングカーの購入を検討しているときは、ビルダーにも注目しましょう。
キャンピングカーは、一般的な乗用車よりも資産価値が高く、値崩れしにくいことが特徴です。そのため、新車であっても中古車であっても、売却するときに高い評価になる傾向にあります。
キャンピングカーは、一般的な車と同じように、車としての評価だけでなく、内装や装備されているアイテムも評価されることから、売却するときに値崩れしにくいのです。
また、コロナ禍の影響やキャンプ需要の増加により、キャンピングカーが注目されていることも、値崩れしにくい理由といえるでしょう。
よって、キャンピングカーは、新車でも中古車でも所有しておくメリットがあるのです。しかし、売却するときに高く評価されるためには、車そのものを良好な状態に維持しておくと共に、内装や装備されているアイテムのメンテナンスをしておくことが重要なポイントとなります。
車の点検・整備、装備品のメンテナンスは欠かさずに実施しておきましょう。
中古のキャンピングカーは、キャンピングカー専門店やビルダーで購入することができます。ただし、一般的な車とは異なる点に着目して車選びをしなければなりません。この記事で解説した注意点やチェックポイントを参考に、状態が良好な中古キャンピングカーを手に入れて、楽しいキャンピングカーライフを送りましょう。
中古キャンピングカーについて、よくある質問をQ&Aでまとめました。キャンピングカーを中古で購入するときの参考にしてみてください。