キャブコンの5m以下モデルは魅力が豊富!特徴と理由をわかりやすく解説

公開日 2023.05.12
更新日 2023.06.04
キャブコンの5m以下モデルは魅力が豊富!特徴と理由をわかりやすく解説

キャブコンの中でも扱いやすい5m以下のモデルに乗りたい方や、乗り換えたいと考えている既存キャンピングカーオーナーもいるのではないでしょうか?キャブコンは高い快適性があるものの、ボディサイズの関係で取り回しに不安を感じている方も多くいます。5m以下のキャブコンは、限られたスペースの中で工夫が凝らされたモデルが豊富です。

この記事では、5m以下のキャブコンが持っている特徴と人気のモデルを紹介します。ボディサイズや装備についても詳しくお伝えするため、自分に合ったモデルを具体的にイメージできるようになります。ぜひ最後までご覧ください。
 

キャブコン5m以下という選択

キャブコン5m以下という選択
▲コルドバンクス・パーキング

5m以下のキャブコンは、タウンエースをベースにしたライトキャブコンもありますが、カムロードがベースにしたモデルが大半です。また、コンパクトなボディサイズでありながら、快適なキャンピングライフが楽しめる設計を可能にしています。

キャブコンの中でも5m以下のモデルには多くのメリットがあります。例えば、ダイネットスペースは利用シーンに合わせて多様なシートアレンジができたり、リアスペースのベッドを2段にして多人数の就寝ができたりするモデルが豊富な点です。また、ユーティリティルームもトイレが設置されているものから、省略されているものまでさまざまです。これらの工夫により、就寝定員や快適性を確保しつつ5m以下に収められた扱いやすさを両立しています。

一見すると、5m以下のキャブコンは車高が高いため大きく見えますが、実際にはミニバンのアルファードとそれほど変わらないサイズです。そのため、高さ制限さえ除けば大半の駐車場に停められます。また、車高が高いからこそ立ったまま車内を行き来できるアクセスの良さも魅力です。

5mを超えるサイズのキャンピングカーになると、一般的なコインパーキングには止められず、大型車両に対応した場所を探し直す必要があります。また、内輪差が大きくなるため、取り回しには普通車よりも気を配る点はストレスに感じるでしょう。

買い物グルマ以外の用途であれば、日常的に使える範囲として5m以下のキャブコンは使いやすいキャンピングカーといえます。

ただし、車内空間には限界があり、実車に乗らないとわからない点といえます。自分たちが快適に使えるだけのスペースが確保されているのか、できるだけ足を運んだ方がイメージが掴みやすいです。

5m以下の人気のキャブコンを紹介

ここからは、5m以下のサイズで人気のキャブコンを製造しているビルダー情報とともに5車種を紹介します。詳しいボディサイズもお伝えしますので、モデルごとの特徴を比較しながらご覧ください。

1.ヴォーンR2B/DC:東和モータース販売

東和モータース販売は、キャンピングカーの製造から買取までをワンストップで行っているビルダーです。購入後のアフターサービスも充実しており、長く安心感を持ってさまざまなお願いに応えてもらえる特徴があります。

主力モデルのヴォーンシリーズをはじめ、キャンピングカーの特徴でありアピールポイントでもある架装部分は、新車・中古車問わず高い評価を獲得しています。取り扱っている5m以下のキャブコンは、ヴォーンR2BとヴォーンDCの2車種です。

R2Bはリアに常設の2段ベッドを採用し、寝ることにこだわった設計のキャンピングカーです。2段ベッドの下部は大型の収納スペースになっており、荷物の置き場所にも困らない設計が特徴です。

一方のDCは、リア部分にエントランスとキッチンを配置し、車内中央にはダイネットスペースとサイドカウチソファで快適なリビングをイメージした作りとなっています。

ボディサイズは両車種とも全長4,990mm・全幅2,100mm・全高2,880mmと、5m以下のモデルの中ではゆったりとした広さを感じられるでしょう。また、ともに高効率の充電システムを標準装備しており、8時間エアコンをノンストップで使えたり、4〜6時間の走行でフル充電にできたりと、快適性を高めるための装備が充実しています。

2.コルドバンクス/コルドリーブス:バンテック

バンテックは、1997年発売のキャブコンZILシリーズが4,000台以上の販売実績を誇る人気ビルダーの一つです。1,000万円を超える豪華装備のキャブコンから、車中泊に使いやすい軽キャンパーまで、幅広いラインナップを取り揃えています。

万が一の衝撃にも強いコンフォート・セーフティボディの採用や、FFヒーター・エアコン・トリプルサブバッテリーの標準装備など、安全性と快適性にも力を入れているのが特徴です。取り扱っている5m以下のキャブコンはコルドバンクスとコルドリーブスの2車種です。

コルドバンクスは常設の2段ベッドとバンクベッドが設置されており、場所を選ばずに寝ることが可能です。レイアウトは、対面式のダイネットスペースとサイドシートが設置され、ダークブラウンの内装色も相まって、乗っている人がくつろげる仕様となっています。

一方のコルドリーブスは、キャブコンの中では珍しく流れるようなデザインのエクステリアが特徴的なモデルです。インテリアはリアエントランスを採用し、リアにダイニングスペースを見渡せるカウンターキッチンを設定しており、すっきりとした印象です。シートアレンジでフルフラットのベッドにもできるため、快適性も兼ね備えています。

ボディサイズは、両モデルとも全長4,980mm・全幅1,980mm・全高2,960mmとなっており、5名まで就寝可能です。

3.クレソンジャーニー/クレア5.0W・XX・X/スティング5.0W・XX・X:ナッツRV

ナッツRVは、数多くのキャブコンを取り扱っている国内大手の人気ビルダーです。年間1,000台の製造を可能にする工場を国内外に持っているほか、国内には8店舗の直営店を持っており、ほかのビルダーと比べて規模が大きい特徴があります。

また、知名度だけではなく、ハイパーエボリューションと呼ばれる超急速充電ユニットや3〜5時間の走行でフル充電が可能なリチウムイオンバッテリー、家庭用エアコンの搭載など、快適性にもこだわった装備が豊富に用意されている点も魅力です。

取り扱っている5m以下のキャブコンは、クレソンジャーニー・クレア5.0(3パターン)・スティング5.0(3パターン)の合計7つのタイプがあります。

クレソンジャーニーは、3つの内装から自分好みの仕様を選択できます。例えば、マルチルームの有無やダイネットスペースを対面とするか、サイドソファーにするかなどです。さらに、レイアウトだけではなく断熱性に優れたパネル構造で保温性が高いため、快適性も優れています。ボディサイズは全長4,990mm・全幅2,080mm・全高2,900mmと5m以下の中ではゆとりあるスペースが確保されています。

スティング5.0Wとクレア5.0Wは、リアに常設2段ベッドの仕様でいつでも寝転がれる快適性を確保した作りです。ダイネットスペースには最大6人がくつろげるだけの広々とした空間と、作り込まれたシートレイアウトでベッドにも展開できる利便性があります。

スティング5.0XXとクレア5.0XXは、クラス最大のオープンスペースを確保したモデルです。エントランスから一歩足を踏み入れると、リアの後端まで開けた空間になっており、開放感は抜群です。トイレやシャワーといったマルチルームはついていないため、不要と考えている方には有力候補となる1台といえます。

最後にスティング5.0Xとクレア5.0Xは、リアに常設のダブルベッドを採用したモデルです。頭からの高さも十分確保されているため狭さを感じることなく、快適な就寝スペースを実現しています。

スティングとクレアのボディサイズは、全長4,990mm・全幅2,080mmは共通ですが、全高がクレアは2,910mm、スティングは2,820mmとクレアの方が90mm高く天井が作られています。

4.アンソニー/アンソニーLE・スペンド/アンソニーライト:AtoZ

AtoZは1988年に創業した30年以上の歴史を誇るビルダーです。豪華装備で魅了する方法ではなく、シンプルながら各パーツの質の高さに力を入れたモデル展開が特徴です。ほかのビルダーと比較すると戦略的な価格設定がされており、購入のハードルが低くなっている点も魅力的なポイントといえます。取り扱っている5m以下のキャブコンは、アンソニー・アンソニーLE・スペンド・アンソニーライトの4車種です。

アンソニーは、標準装備のマルチルームや4名がゆったり座れる対面式のダイネットスペースなど、無駄のない作りが特徴です。そのほかにも、寝た時の圧迫感がない常設2段ベッドや結露や断熱性にも優れているアクリル2重窓が採用されています。また、乗車定員と就寝定員が7人と変わらない点も見逃せないポイントです。ボディサイズは全長4,980mm・全幅1,910mm・全高2,870mmと扱いやすいサイズになっています。

アンソニーLEは、常設ベッドがない代わりにリアエントランスになり、広大なダイネットスペースが確保されています。冷蔵庫や家庭用エアコンなどが標準装備となっており、乗車定員10名全員が快適に車内で過ごせる仕様です。

スペンドは、大きな荷物でも楽に載せ下ろしが可能なリアハッチが最大の特徴です。ダブルベッドにもなるため、利便性と快適性を兼ね備えています。対面式のダイネットスペースでは、4名がテーブルを囲んでくつろげる空間が確保されています。なお、アンソニーLEとスペンドのボディサイズは共通しており、全長4,980mm・全幅1,910mm・全高2,910mmです。

アンソニーライトは、リアに常設2段ベッドを設置したファミリー向けモデルです。固定タイプのバンクベッドもあり、4人が快適に過ごせる作りとなっています。ボディサイズは全長4,640mm・全幅1,975mm・全高2,810mmと、ショートボディで扱いやすさも兼ね備えた特徴があります。

5.Puppy210/480/FullHouse:キャンパー厚木

5.Puppy210/480/FullHouse:キャンパー厚木
▲Puppy Fullhouse

キャンパー厚木は、販売からメンテナンス、パーツの取り付けまで対応しているビルダーです。洗車コーナーが無料解放されていたり、DIYのサポートをしてくれたりと、購入後のサポートが充実しています。取り扱っている5m以下のキャブコンは、Puppy210・Puppy480・FullHouseの3車種です。

Puppy210はポップアップルーフの採用が最大の特徴です。高さを抑えつつ、就寝する際の快適性を確保しています。また、できるだけ高さを確保するために低床化されており、結果として走行の安定性が高い点も特徴です。

Puppy480は、本格的なキャブコンでありながら1,740mmに抑えられた車幅で、日本の道路事情においても扱いやすいボディサイズになっています。車内は十分な高さが確保されているため窮屈さは感じにくく、アクセスも良好です。また、冷蔵庫・家庭用エアコン・トリプルサブバッテリーなど、ほかのビルダーではオプションの場合が多い装備を標準で装備しており、コストパフォーマンスが高い点もポイントです。

FullHouseは、2人たびを想定した作りが特徴です。具体的には、2人までなら快適に寝られる常設ベッドや収納クローゼットが設置されています。さらに、冷蔵庫・家庭用エアコン・電子レンジなど快適性を高める家電製品も標準装備です。

ボディサイズは、puppy210が全高4,850mm・全幅1,740mm・全高2,090mm、Puppy480とFullHouseが全長4,850mm・全幅1,740mm・全高2,750mmとなっています。

買取実績

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まとめ

5m以下のキャブコンは扱いやすいボディサイズでありながら、快適な車内空間を実現しているモデルが多くあります。また、価格がリーズナブルに抑えられている点も魅力です。それぞれのビルダーがこだわりを持って設計したモデルばかりのため、ボディサイズをベースにレイアウトや装備面を比較検討してください。自分にぴったりの一台を見つけて素敵なキャンピングカーライフを楽しみましょう。
 

よくある質問

ここからは、5m以下のキャブコンについてよくある質問を3つ紹介します。あなたの疑問解決に役立ててください。

Q 5m以下のキャブコンのメリットを簡単に教えてください。
最大のメリットは、扱いやすいボディサイズです。5m以下に収まっているため、日常的な使い勝手の良さがあります。メリットについてより詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
Q 5m以下のキャブコンのデメリットを簡単に教えてください。
デメリットは車内空間が限られている点です。全長が5m以下でコンパクトな分、車内移動や就寝スペースには限界があります。こちらでも詳しく紹介しているためご覧ください。
Q 全長に加えて車幅も抑えられているモデルを教えてください。
5m以下のキャブコンの中で車幅も抑えられているモデルとして、バンテックのコルドシリーズ・AtoZのアンソニー・キャンパー厚木のPuppyシリーズがあります。それぞれの特徴についてはこちらで詳しく解説しています。

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