車中泊ブームと言われる昨今において、憧れのキャンピングカーを手にして、車中泊旅を計画する方も多いのではないでしょうか。実際に車中泊をしようと考えた時「サービスエリアって車中泊に使えるのかな?」と疑問に思われる方もいるでしょう。そこでこの記事では、サービスエリアを車中泊として利用できるのか、利用する際に注意すべきポイントは何なのかを解説します。
車中泊ブームと言われる昨今において、憧れのキャンピングカーを手にして、車中泊旅を計画する方も多いのではないでしょうか。実際に車中泊をしようと考えた時「サービスエリアって車中泊に使えるのかな?」と疑問に思われる方もいるでしょう。そこでこの記事では、サービスエリアを車中泊として利用できるのか、利用する際に注意すべきポイントは何なのかを解説します。
サービスエリアとは、人とクルマのための休憩施設を指します。東名高速の海老名サービスエリアや中央道の談合坂サービスエリアなどが有名です。具体的にはトイレやレストラン、売店のほか、ガソリンスタンドなどがあります。レストランやガソリンスタンドはどのサービスエリアにもあるわけではないため、事前に情報収集しておくと安心でしょう。
サービスエリアとよく似た施設として、パーキングエリアが挙げられます。パーキングエリアは、ドライバーの一時的な休憩施設という位置付けです。トイレは必ずありますが、それ以外の設備についてはパーキングエリアごとに異なります。そのため、サービスエリアとパーキングエリアで提供される内容が重複する場合もあり、明確な区分けがされていないのが現状です。
結論からお伝えすると、車中泊を禁止するルールはありませんが、おすすめはできません。なぜなら、サービスエリアはあくまで休憩を目的とした施設であり、宿泊するための施設ではないからです。YouTubeでは車中泊をする様子が載っている動画を目にする機会もありますが、一時的な休憩の延長であり、車中泊を目的としたサービスエリアの利用は、避けた方が賢明といえます。
ここからは、一時的な休憩、仮眠としてサービスエリアで車中泊をする際のマナーをお伝えします。
サービスエリアは、宿泊施設ではなくあくまで休憩施設です。連泊したり何時間も居座るなど、長期での滞在はやめましょう。
サービスエリア駐車中はアイドリングを控えましょう。騒音により周りへ迷惑がかかるほか、ガス欠や一酸化炭素中毒のリスクもあります。マナーを守った上で快適に過ごすためには、ポータブルエアコンを準備するなどしっかりと暑さ・寒さ対策をしておきましょう。
サービスエリアに駐車スペースはありますが、キャンピングスペースはありません。そのため、テーブルやイスをクルマから出して調理を始めたり、テントを設置するなどの行為はマナー違反です。
車中泊で使ったものや衣類を洗面所で洗うのも、マナー違反にあたります。洗面所は公共施設のため、長時間占有しないという配慮が必要です。
グレータンクやポータブルトイレの汚水は、サービスエリアのトイレで処理してはいけません。汚水は自宅に持ち帰って捨てるのが基本です。
サービスエリア最大のマナー違反ともいえるのが、ゴミの投棄です。サービスエリアのゴミ箱は、サービスエリア内で出たゴミのみを捨てるのが基本ルールとなります。旅先で出たゴミは自宅で処理するよう心がけましょう。
サービスエリアの中にある電源は無断で利用しないようにしましょう。もし許可を得ずに利用すると電気窃盗という犯罪行為にあたりますので、十分注意してください。
ここからは、サービスエリア以外で車中泊できる3つの場所をご紹介します。それぞれ特徴が異なるため、事前に確認しておきましょう。
地域の名産品が楽しめる観光スポットです。駐車場やトイレはもちろん、レストランや場所によっては温泉が備わっている場合もあります。駐車場やトイレは24時間利用できますが、
レストランや温泉は営業時間が短く、夜の遅い時間だと利用できない点に注意が必要です。なお、サービスエリアと同様に休憩エリアの位置付けのため、車中泊をする場合は仮眠をとる程度に留めましょう。
「安心・安全・快適」な車中泊を目指して作られた、車中泊専用エリアです。24時間利用できるトイレや電源設備を完備しており、ゴミ捨て場もあります。道の駅近くに設置されている場合が多く、予約不要で利用できるため、駆け込み寺として利用できるのは嬉しいポイントです。1台ごとの駐車スペースが広く取られている反面、駐車台数が限られるため、利用が約束されていない点に注意しましょう。
その名の通り、クルマでキャンプをするための場所です。車中泊はもちろん、車外でテントやタープを広げて、非日常を味わえるのが魅力です。宿泊利用が前提となっているため、トイレやシャワーのほか、バーベキューが可能な設備が整っています。注意点として、ホテルのようにチェックインとチェックアウトの時間が決まっているため、計画的なドライブをする必要があります。
サービスエリアで車中泊をする際には、サービスエリアが「休憩施設」として設置されていることを忘れないようにしましょう。仮眠のために一時的に利用する際には、マナーを守って過ごさなければなりません。ここまでお伝えしたポイントを押さえて、楽しい旅行を計画してみてはいかがでしょうか。
サービスエリアでの車中泊について、よくある質問をまとめました。車中泊を見込んだ旅行を計画する時の参考にしてみてください。