キャンピングカーを初めて購入するにあたって、インバーターをオプションとして付けるべきか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。インバーターは電化製品を使用する上で欠かせない装備です。しかし、種類が豊富にあるため自分で選ぶにはハードルを感じてしまうかもしれません。
この記事では、キャンピングカーにおけるインバーターの役割と、必要な理由を詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
キャンピングカーを初めて購入するにあたって、インバーターをオプションとして付けるべきか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。インバーターは電化製品を使用する上で欠かせない装備です。しかし、種類が豊富にあるため自分で選ぶにはハードルを感じてしまうかもしれません。
この記事では、キャンピングカーにおけるインバーターの役割と、必要な理由を詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
インバーターとは、キャンピングカーの中で電化製品の使用を可能にするために必要な機器です。車中泊をはじめ、車内を快適にする目的で家庭用エアコンや電子レンジをオプションで選ぶ方は多いですが、インバーターもセットで付ける必要があります。なぜなら、キャンピングカーに備わっている電気系統は12Vがメインであり、変換しなければ電化製品の使用ができないためです。
12Vの代表例として、サブバッテリーや発電機(オルタネーター)、FFヒーターなどが挙げられます。しかし、エアコンや電子レンジは12Vのままでは動かず、100Vに変換しなければなりません。そこで、インバーターの装着によって、12Vを100Vに変換することで、電化製品の使用が可能になります。
キャンピングカーを検討している中で、オートキャンプ場やRVパークでは、インバーターがなくても電化製品が使えるという話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。この理由は、設置されている外部入力電源が100Vに対応しているためです。つまり、100Vに対応した電源が確保されている環境であれば問題なく使用ができます。しかし、場所が限られてしまう点は大きなデメリットであるといえます。
展示場やキャンピングカーショーなどで置かれているモデルには、エアコンや電子レンジなどオプションフル装備の場合が多くみられますが、漏れなくインバーターも同時装着されています。インバーターの相場は10万円を超えますが、電化製品を問題なく稼働させ、快適性の向上させるためにも必須の装備です。
インバーターは電化製品を動かすために必要な装備です。具体的にどのような電化製品に必要なのか、代表例を3つ紹介します。
キャンピングカーの車内を快適にする装備の筆頭がエアコンです。特に家庭用エアコンは、車内に普段の部屋と変わらない環境を作るための必要不可欠な装備です。最近では、車載専用設計のクーラーが用意されている場合があります。しかし、インバーターがあれば家庭用のもので問題なく作動するため、特別な理由がない限り、車載専用のものは選ばなくてもよいでしょう。
また、家庭用エアコンは、車載専用設計のクーラーよりも細かく設定できる点が魅力です。車内スペースを邪魔しないスリムな型を選べば、素早く車内温度を調整できます。対応機種の適用畳数を比較して選びましょう。
エアコンに次いで車内を快適にする装備の一つが電子レンジです。火を使わずに短時間での調理を可能にし、荷物も減らせるというメリットがあります。
具体的には、電子レンジがあると、ご当地グルメや惣菜、レトルト食品などを手軽に温めて食べられます。キャンピングカーでは、火を使った調理のイメージもありますが、換気でのリスクがあり、注意が必要です。
また、電子レンジがあれば、火を使う調理で必要なフライパンやお皿などのかさばりやすい器具を減らすことができます。荷物が多くなりやすいキャンピングカーには大きなメリットです。
さらに、装備面が充実するため車自体の価値も高まります。そのため、売却時のリセールもよくなるという点は見逃せないポイントです。
インバーターは家庭の電源と同じ役割を果たします。反対に、付いていなければノートパソコンやスマートフォンなどの充電もできません。1、2回程度であればモバイルバッテリーで対応可能ですが、連泊を含めた長期の旅行では足りなくなってしまうでしょう。特に、万が一の災害発生時に充電できず、情報収集源として使えないといった状況は避けるべきです。
インバーターがあれば、パソコンやスマートフォンの残量を気にするストレスがなく、いつでも充電可能です。また、スマートフォンで撮影した動画を投影したり、パソコンに保存した映画を見たりと、キャンピングカーならではの楽しみ方を実現するのにも役立ちます。
インバーターと一言でいってもかなりの種類が存在します。どんなものを選んだらいいか迷った時は、正弦波の1500Wを選びましょう。なぜなら、どれだけ装備を充実させたとしても正しく機能するインバーターを装着できていなければ、まったく動作させられないためです。
正弦波のインバーターは、電化製品を使うための必須条件です。さらに、家庭用のコンセントと同じ容量の1500Wは、キャンピングカーに載せるインバーターの条件として外せません。
ネットショップでは、海外製で安く販売されているものがありますが、うかつに手を出してしまうと、最悪の場合、電化製品が故障してしまうリスクがあります。また、3000Wのような大容量のインバーターもありますが、大きければよいわけでもありません。
安価なものや容量の多いものは「矩形波」と表記されているものが該当し、電化製品はほぼ動きません。もし動いたとしても、時間の経過とともに故障してしまうでしょう。
なお、300Wや400Wなど、シガーソケットにつないで使えるタイプもありますが、スマートフォンの充電程度にとどまり、エアコンや電子レンジなどを使うには容量が足りません。
一つ一つは決して安いとはいえませんが、車中泊を楽しんだり、キャンプ場でくつろいだりと、アウトドアを楽しむためには「正弦波」と「1500W」の2つを満たしたインバーターは必須です。
キャンピングカーにインバーターを取り付ける場合、自分だけの判断ではなく、スタッフに相談した方が後悔のない買い物ができます。
実際問題として、エアコンや電子レンジ、サブバッテリーをオプションとして追加していても、インバーターがないために動かせない状況に陥っている方は多くいます。売る側の問題ではありますが、裏を返せば、スタッフや店舗選びが非常に重要といえる証拠ともいえるでしょう。
インバーターは、決して金額的に安くありませんが、その分プラス査定として回収できる分も多くあります。なぜなら、キャンピングカーの車種に限らず、快適性を向上させるための装備としてインバーターは必要不可欠だからです。
車中泊をメインにした軽キャンパーのようなコンパクトモデルや、バンコンであっても電子レンジや冷蔵庫など、電化製品を搭載しているケースは増えています。「正弦波」と「1500W」を基本に、金額やほかのオプションとの相性なども含めた検討をおすすめします。
ここからは、キャンピングカーになくてはならないインバーターに関する3つの質問を紹介します。基本的な内容から、知識としておさえておきたい内容までお伝えしているため、目を通しておきましょう。