RVパークの利用を検討されている方のなかには「非会員でも利用できるのか」「会員になるための条件は何か」と、具体的な内容が気になっている方も多いのではないでしょうか。RVパークは会員・非会員問わず利用できるサービスです。
しかし、会員になることで得られるメリットや特典は複数用意されているため、検討の余地はあるといえます。
そこでこの記事では、RVパークのサービス内容や、会員・非会員での違いについて解説します。入会判断の参考としてお役立てください。
RVパークの利用を検討されている方のなかには「非会員でも利用できるのか」「会員になるための条件は何か」と、具体的な内容が気になっている方も多いのではないでしょうか。RVパークは会員・非会員問わず利用できるサービスです。
しかし、会員になることで得られるメリットや特典は複数用意されているため、検討の余地はあるといえます。
そこでこの記事では、RVパークのサービス内容や、会員・非会員での違いについて解説します。入会判断の参考としてお役立てください。
「RVパーク会員」と呼ばれるものはなく、正確な呼称は「くるま旅クラブ会員」です。ただし、意味合いは変わらず、一般社団法人日本RV協会(JRVA)の子会社「くるま旅クラブ株式会社」が運営するキャンピングカーのオーナーズクラブ会員を意味します。なお、会員になるには「くるま旅CLUB」の公式サイトから、オンライン上での登録が必要です。
実は、RVパーク自体は非会員でも利用できます。しかし、会員になると会員限定の施設が使えたり、キャンプ場の割引を受けられるなどの特典が用意されています。
具体的な特典内容は、以下のとおりです。
・湯YOUパークをはじめとする会員限定の車中泊施設が利用できる
・イベントの入場券や割引券の進呈
・提携キャンプ場の割引
・フェリー利用の割引
・提携レンタカー会社のキャンピングカーレンタル割引
3つの会員タイプがあり、タイプによって会費や特典が異なります。強制ではなく任意のため、必要に応じて加入を検討されるとよいでしょう。
ここからは、くるま旅クラブが提供している5つのサービス内容を紹介します。
RVパークとは、以下8つの施設要件を満たしたうえで、日本RV協会が認定した施設です。
・余裕のある駐車スペース(横4m×縦7m以上推奨)
・24時間利用可能なトイレ
・100V電源が使用可能(20A以上推奨)
・入浴施設が近隣にあること(車で15分圏内)
・ごみ処理が可能
・入退場制限が緩やか
・看板の設置(指定ロゴを日本RV協会より支給)
・複数日の滞在が可能
会員・非会員問わず誰でも利用できます。なお、RVパークは日本RV協会が公認はしていますが、直接運営しているわけではありません。実際に利用する際の質問や不明点は各施設に問い合わせる必要があるため、連絡先を間違えないようにしましょう。
湯YOUパーク(ゆうゆうパーク)は、温泉のある施設の駐車場で車中泊できるシステムです。電話またはインターネットで予約のうえ、現地でくるま旅クラブ会員証(仮会員証含む)を提示すると利用できます。
宿泊施設に駐車するため、好きなタイミングで温泉を堪能できるのは、湯YOUパークならではのメリットです。ただし、宿泊客の駐車が優先されるため、空きがある場合のみの利用が原則となっています。
また、RVパークでは当然用意されているトイレが、時間帯によっては利用できない施設もあります。事前に施設へ条件を確認したうえで、利用するようにしましょう。
ぐるめパークは、レストランやお食事処の施設で車中泊できるシステムです。事前に電話やインターネット等で予約し、現地でくるま旅クラブ会員証(仮会員証含む)を提示して利用できます。
レストランで飲食し、そのまま駐車場で車中泊できるのは、ほかにないメリットです。キャンピングカーで非日常を味わうために郊外に出ると、飲食や入浴ができる施設を車で移動するのが基本のため、車中泊が可能であることにより運転手であってもお酒が飲めるのは、嬉しいポイントといえるでしょう。
なお、湯YOUパーク同様、トイレは24時間確約ではありません。また、電源設備やゴミ引き取りなども非対応のため、RVパークよりも多少の制限がある点はデメリットであり注意点です。
日本RV協会と提携しているキャンプ場です。利用した場合にプレゼントや割引等の特典が受けられます。施設数は徐々に増えてきており、2023年11月時点の施設数は85に上ります。
利用するには、電話やインターネットで予約し、現地の受付で以下のいずれかの提示が必要です。
・ユーザーサポートネットワークリスト(巻末の「特典利用カード」)
・JRVAステッカー
平日特割3000キャンプ場は、オフシーズンの平日限定で、オートキャンプ場が利用できるサービスです。1泊3,000円(税別)以下で利用可能なため、リーズナブルにキャンプを楽しめます。
利用可能期間は、毎年10月1日〜3月15日と決まっており、利用するための条件は以下のとおりです。
・利用当日に駐車場の空きがある場合のみ適用
・電話またはインターネットでの予約必須
・クラブ会員特典を利用する場合は、当日現地で「くるま旅クラブ会員証(仮会員証含む)」の提示が必要
なお、利用人数の追加や電源・ごみ処理などのオプションは、別途現地での支払いが必要な点には注意してください。
ここからは、くるま旅クラブが用意している3つの会員タイプの入会金と年会費について、それぞれ紹介します。
基本的にキャンピングカーが対象ですが、ミニバンやSUVなどの普通乗用車でも入会できます。なお、車中泊が入会条件となっており、車外にテントを設置するテント泊は対象外です。
入会金と年会費は以下のとおりです。
・入会金:3,300円(税込)
・年会費:4,400円(税込)
・初年度支払額:7,700円(税込)
日本RV協会会員が製造した車で、日本RV協会会員店舗から購入したキャンピングカーを所有している場合、次に紹介する2つの会員のどちらかが該当します。
ただし、車に日本RV協会が発行するJRVAステッカーを貼っていても、中古車などで購入店舗が加盟していない場合は本会員の対象外となるため、注意してください。
日本RV協会会員が製造した車で、日本RV協会会員店舗から購入したキャンピングカーを所有している場合に入会可能です。
入会金と年会費は以下のとおりです。
・入会金:2,200円(税込)
・年会費:2,200円(税込)
・初年度支払額:4,400円(税込)
入会金と年会費以外は、非JRVAキャンピングカーと内容は変わりません。なお、入会申込時に、日本RV協会会員店舗から購入したことがわかる写真が必要です。
日本RV協会会員が製造した車で、日本RV協会会員店舗から購入したキャンピングカーを所有している場合に入会可能です。
入会金と年会費は以下のとおりです。
・入会金:3,300円(税込)
・年会費:5,500円(税込)
・初年度支払額:8,800円
スタンダード会員同様、入会申込時に日本RV協会会員店舗から購入したことがわかる写真が必要です。また、ほかの会員タイプからのグレードアップもできます。その際、有効期限は手続きをした日から1年間であるため、それまでの期限から変わる点に注意しましょう。
なお、特定のイベントで利用できるプレミアムラウンジや、所属年数に応じてランクアップする会員ランク制度など、プレミアム会員ならではの特典が用意されています。メリットが見出せる場合はご検討ください。
メインサービスのRVパークは非会員でも利用できるため、現時点では無理に入る必要はありません。特に、中古車のキャンピングカーオーナーは、高い入会金と年会費が必要なため、入会の価値を感じられるかは十分な検討の余地があるでしょう。
ただし、キャンピングカー市場は右肩上がりの状況です。今後、RVパークの利用者増加も見込まれるため、サービスが拡充する可能性は非常に高いといえます。将来を見越して、メリットがあると判断できる場合には、入会検討も選択肢の1つです。
ここからは、RVパークに関する3つの質問に回答します。